~月のような君と~

向かった場所






随分と歩いた



私、どうすればいんだろう…


このままだと、おかしくなっちゃいそう。

だけど、逃げる事はできない。


咲の事を考えるとそんな事…





死ねたらいいなって思ってた

ずっとそう思って今日まで生きて来たの



でもなんでだろう


皆と…

朔夜と出会って


生きたいって思うようになってた。


生きて皆と居たいな


そんな風に思ってしまう



だとしても、父親の行為にはもう……















「え…?」
















電気に照らされて顔を上げると

私は倉庫の前に立っていた。


倉庫の入口にある電気が私を照らしてる










「なんで…。なんでここに」







ボロボロの心と体で私が向かった先は


倉庫だった…
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