~月のような君と~

私は





家に入るなり父親は、私を部屋へ連れて行った


ベッドに押し倒した後、父親は私に言った


「さっきの男は誰だ」


「誰だって別に、先輩だよ。」


「最近帰りが遅いとは思っていたが、まさかあんな男とつるんでいるとは。」



「別に私が誰とつるもうが関係ないじゃん。」




「抱かれたか?」



「…は?」



「あの男に抱かれたのかと聞いてるんだ。」



「なわけないでしょ。なに変な事言ってんの。」



「そうか。じゃあ良かったよ。華はお父さんのだ。もうあの男には会うな、いいね?」



「いやだよ」


「ワタシの言うことが聞けない、と言う事だな?なんだ、恋をしているのか、あの男に。」




「そうだよ!!私は、あの人が好きなの。だから…っ!?」












私、今なに言おうとした…?



だから…

もう、こんな事してこないで


って言いそうになった


バカ。


咲が…

私、バカだ。



「許さないぞ。口調も反抗的になっている。華、お前はお父さんとしか寝るな。絶対にだ!!」




言うまでもなく、父親はまた私を抱いた…
< 76 / 165 >

この作品をシェア

pagetop