~月のような君と~

初めての帰り道




「家、どっち」

「いっとき真っ直ぐです。」


あのまま竜さんはスタスタと倉庫を出て行った


でも良かった

朔夜とは居たくない




なんで竜さん‥




「俺、あの女嫌いなんだよ」



「え?」



「あんた、朔夜の事好きなのか?」




「え!いや、あの‥」


「言わねーよ、まぁ多分、大河は気づいてるだろうけど」

「え!?なんでですか!」

「見てたら分かんだろ。魁斗と大はバカだから気づいてねーと思うけどな」





「好きじゃないです。」


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