~月のような君と~

冷たい






やっと皆が帰って来て

私は少し、気が楽になった。




「ただいま華!ねぇ、今度華も行こうよ!めちゃくちゃ美味しいパスタがあったの!!」


「え、食べたい!」


「でしょ〜?華、パスタ大好きだもんね!!」




「ガイコツ、19時だぞ、帰んなくていいの?」


















「帰るよ」
















朔夜の顔が見れない。




「は?なんかお前ずっと冷たくねぇ?」





「冷たくないよ」




なんか、モヤモヤするんだよね。

朔夜に当たっちゃいけないのに。






「そうなんだよぉ〜。華ちゃん冷たいの!!さっきもマリが朔夜の惚気聞いてもらおうと思ってさぁ、話してたらっ‥」



「帰ります!‥暗くなるとあれだから。」





< 98 / 165 >

この作品をシェア

pagetop