~月のような君と~
冷たい
やっと皆が帰って来て
私は少し、気が楽になった。
「ただいま華!ねぇ、今度華も行こうよ!めちゃくちゃ美味しいパスタがあったの!!」
「え、食べたい!」
「でしょ〜?華、パスタ大好きだもんね!!」
「ガイコツ、19時だぞ、帰んなくていいの?」
「帰るよ」
朔夜の顔が見れない。
「は?なんかお前ずっと冷たくねぇ?」
「冷たくないよ」
なんか、モヤモヤするんだよね。
朔夜に当たっちゃいけないのに。
「そうなんだよぉ〜。華ちゃん冷たいの!!さっきもマリが朔夜の惚気聞いてもらおうと思ってさぁ、話してたらっ‥」
「帰ります!‥暗くなるとあれだから。」