君と白玉フラッペを
「なるほどね。愛ちゃん、可愛いわね。
……フフフ、聖って、自転車に愛ちゃん乗せてスーパーに行くんだ」
「仕方がないだろ? 大泣きするんだからな」
「坂上家のお姫様だもんね。うちも斎(いつき)には皆んな甘いわ。わかるわかる」
雅の弟、斎はHASEGAWAの跡取りだからな。
大切にされてることだろう。
「でも、その白玉団子事件から……あれ?小麦粘土事件だっけ? ま、いいや。
その事から、よく模擬店に結びついたわね」
「……男子はさ、職人みたいなことがしたかったんだよな、あの感じだと。その気持ちはなんとなくわかるんだ。
俺的にはかき氷かな、と思ったんだよ。あの中では。でも、誠が思ったより白玉団子作りに夢中になってさ。ま、俺も結構楽しかったし……。
それをふと思い出して、あれならこのクラスの男子も楽しめるんじゃないかと思ったんだ」
「聖のそういうところ、すごいと思う。男子のやりたい事をちゃんと理解して、欲求を満たしてあげて。本当に周り、しっかり見てるよね。尊敬する」
……フフフ、聖って、自転車に愛ちゃん乗せてスーパーに行くんだ」
「仕方がないだろ? 大泣きするんだからな」
「坂上家のお姫様だもんね。うちも斎(いつき)には皆んな甘いわ。わかるわかる」
雅の弟、斎はHASEGAWAの跡取りだからな。
大切にされてることだろう。
「でも、その白玉団子事件から……あれ?小麦粘土事件だっけ? ま、いいや。
その事から、よく模擬店に結びついたわね」
「……男子はさ、職人みたいなことがしたかったんだよな、あの感じだと。その気持ちはなんとなくわかるんだ。
俺的にはかき氷かな、と思ったんだよ。あの中では。でも、誠が思ったより白玉団子作りに夢中になってさ。ま、俺も結構楽しかったし……。
それをふと思い出して、あれならこのクラスの男子も楽しめるんじゃないかと思ったんだ」
「聖のそういうところ、すごいと思う。男子のやりたい事をちゃんと理解して、欲求を満たしてあげて。本当に周り、しっかり見てるよね。尊敬する」