君と白玉フラッペを
びっくりしたー。
突然、好きなの! なんて言うから、ドキッとするじゃないか……。

「……すごいな。本当にスイーツが生き生きしている。このノート見てたら、雅のスイーツ愛が伝わるよ」

「そ、そう? エヘヘ……ありがとう」


この事がきっかけで、俺達はお互いに尊敬しあえる関係を築いていった。


文化祭の模擬店はもちろん大成功を収めた。

クラスの前には長い列ができ、お客さんを長時間待たせたにもかかわらず、白玉フラッペを手にした人は、皆んな満面の笑みだった。

まずは撮影し、美味そうに食べる。
そんな光景が、校内のそこら中で見られた。




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