君と白玉フラッペを
「あい! あい、おだんごじょうずなの!」

「俺もやる!」

愛も誠もめちゃくちゃ楽しそうだ。
しかし俺も手伝わないと、ハンバーグにありつけない。
もちろん母も参加して4人でせっせと団子を作り始めた。

そして、一通り団子状に丸め終えたものを、母親が熱湯にポロポロと入れていく。

「浮き上がってきたら出来上がりなの。
聖、こっちのボールに氷水を用意して」

俺は言われた通り、氷水を作った。
浮き上がった白玉団子が、次々と氷水の中に上げられる。

「はーい、出来ました!
愛、上手だったねぇ。お兄ちゃん達もありがとう。これは冷やしておいて、後でデザートに食べましょう」

「あい、チョコがいい! チョコかけるの〜」

「チョコもいいわね。色々試してみようね。
じゃあ、ハンバーグを温め直すわね」
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