冷徹上司の過剰な愛
それに難波さんときたら、朝食食べた後に、少し時間があるからって……


再び寝室に連れ込まれ、二度目の甘い時間を過ごしてしまった。


朝から二度も難波さんとえっち……もちろん幸せだったけど、案の定会社で気まずかった。


その気まずさがやっと抜け掛けたお昼、舞子の言葉に息を飲んだ。



「あのんから難波さんの匂いがする。」


「へっ!?うそっ?」


「ほんとぉ。仲直りしたんだ?」


「…まぁ、うん。」


「それでお泊まりしてエチエチなことしたんだ?だから今日の難波さんどこか機嫌いいんだね。」


「っ、舞子!?」


「ごめんごめん。でも良かったね?」


「…ん。ご心配おかけしました。」



丁寧に頭を下げると、クスクスと笑われた。


舞子が居てくれてほんとに良かった。もちろん有馬もそうだけど、有馬には全てを話せてないからね。だから余計に舞子の存在が大事。


その時、「蓮美、」と難波さんの声に肩が上がる。



「っ、はい!」



情けないことに声が裏返ってしまった。
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