冷徹上司の過剰な愛
「あのん。いいんだよ?弁償なんてしないで。」


「でもっ、「それ以上言うなら怒るよ。」


「っ、……ごめんなさい…。」



難波さんの目の色が変わったところを見れば、"怒る"ってのは本気。だから、もう言わないでおく。



「じゃ、お風呂入れてくるから待ってて?」



とリビングから姿を消した難波さん。


ほんとにほんとになんでわたしが彼女なんだろう?難波さんの狙いは何?お金?は持ってないし…?じゃ〜………か、身体…!?


いや、でもわたしの身体を求めるのはちょっと…。


スタイル良くないし、胸だって大きくないよ…?だからってないわけでもないけどさ?でも、男の人って大きければ大きいほうが良いんでしょ??


それを思うとわたしの身体では物足りなさを感じるんじゃないかな?…。


だとすれば、難波さんは何を目的でわたしを彼女に?益々分からないなぁ。


大きな窓から見下ろす綺麗な夜景を見ながら色々考えていると、背後から抱きしめられドキッとする。



「あのんから甘い匂いがする。」


「なんですか?それ。」



ちょっと変態っぽい発言じゃない??
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