冷徹上司の過剰な愛
「僕の理性を狂わせる匂い…。」


「っ、……。」



やっぱり変態発言だ。たまに難波さんはこんなことを言う時がある。



「……僕のこと嫌いになってない?」


「え?…、」


「会社でひどい言い方してごめんね。」



あぁ…そういえば今日も叱られたんだった。もうその記憶も遠くになりつつある。



「…僕のことどう思ってる?」


「……頼れる上司、です。」


「好き。ってまだ言ってくれないんだ?」


「………。」


「僕はあのんが好きだよ。」



と抱きしめる力を強めた難波さんに苦しく思うけど、僻むことはしない。


……なぜか僻めない。



「…難波さんお風呂…、」



感じの良いリズムが沸いたことを教えてくれたよ…?
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