冷徹上司の過剰な愛
と、泊まる!!??ここに??シングルベッドだよ…!?狭いよ…?朝ごはんもないよ???



「本気、ですか?」


「迷惑?」


「…迷惑じゃないですけど…狭いし、着替えもないし……。」


「……やっぱりあのん…僕以外に男がいる…?」


「え?、」


「これまで何してたのか教えてくれないみたいだし、一緒に居たいと思ってるのも僕だけみたい。……ごめん。あのんのことになると余裕ないんだ僕。あのんに対する独占欲が強すぎて自分でも引いてる…。」



っ、…なんで難波さんはそこまでわたしを想ってくれるの…?こんなわたしなのに…。



「遅くまでごめん。帰るよ。」



と立ち上がった難波さんを見上げながら言葉を発した。



「料理教室!……に通い始めたんです…。今まで教室にいました。」


「…料理教室?」


「はい。」


「なんで?誰に料理作るの?」



え…??誰に、って。それ本気で聞いてる??



「…難波さんしかいないと思うんですけど。」


「僕に?……僕のために料理教室通ってくれてるの?」
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