冷徹上司の過剰な愛
「大好きです。難波さん……好き。」


「っ、……。」



そっと唇を重ね、そのまま抱きついた。


愛おしい…本当に本当に愛おしい。この気持ち、難波さんに伝わればいいのに。わたしもこれだけ想ってること、難波さんにも知っていてほしい。



「…誘ってる?」


「っ、違いますっ。難波さんのえっち!」


「ん。僕はあのんにだけそうなるみたい。………抱かせて。あのん。」


「っ、………ん。」



わたしの許可を聞く前からすでに難波さんは動いていて、再び一つに…。


こうして何度抱かれても足りない、って思うのはわたしがおかしいのかな…?もっと欲しい…そしてもっと求めてほしい、と。


わたしの身体と気持ちはいつだって難波さんだけを求めている。


だけどそれはきっと……難波さんも同じ。


だと思いたい。



「あのんの手料理を食べれる日を楽しみにしてるよ。」



その言葉をいただき、料理教室頑張らないと!とここ一番の気合いを入れた。
< 205 / 230 >

この作品をシェア

pagetop