冷徹上司の過剰な愛
そう言うと再び弱い部分を攻める。


あぁ……もうほんとにこれ以上は……っ、!!


快楽に運ばれるたび、身体は小刻みに痙攣し、頭が真っ白に…。



「濡れてる……僕が欲しい?」


「……欲しい、です…っ、」


「ん。もう僕もあのんが欲しくてたまんない。」


「っ、………あっ、」



久しぶりの難波さんの感触に、身体が一段と反応する。


…幸せ……。やっぱりわたしは難波さんじゃないとダメだ。難波さんじゃないと幸せなんて思えない。


3年なんて"きっと"あっという間だし、どんなに離れていても大丈夫。


わたしの気持ちがブレることは絶対ない。


だから……笑って見送るんだ。



「身体、痛くない?」



行為が終わり、並んで横になっていると、優しい言葉が向けられた。



「平気です。」


「…僕が居なくても大丈夫?」


「……その質問はズルいです。全然大丈夫じゃないけど、大丈夫って言わないと難波さん行けないでしょ?」


「…そうだね。……あのんも連れて行けたら良いのに。」
< 226 / 230 >

この作品をシェア

pagetop