冷徹上司の過剰な愛
この時間だけが唯一難波さんになんの気遣いもせずにいられる。
…こんな可愛い寝顔してるくせに、会社では鬼の血相化するんだもんね。……難波さんのばか。
会社でも優しくしてくれたらいいのに!…って思う反面、それだとわたしはなんの成長もしない。
「……ふぅ。」
しばらく難波さんの寝顔を見つめ、満足すると寝室を後にした。
リビングに戻ってくるなり視界に入り込むパソコン。
あの中に白鳥さんのメッセージが……。難波さん、明日会うのかな?…別にいいけど。
パソコンを横目に帰る準備をすると、静かにマンションを後にした。
これがだいたいの流れ。
もちろん朝まで泊まる時もあるけど、だいたいは難波さんが眠りについてこっそり帰ってる。
難波さんは彼氏だけど、上司でもあるわけで……
今のわたしには彼氏という存在より上司のほうが上回る。
だから、難波さんとの間には線を引いてるつもり。
多分、難波さんはわたしに対してそんな線は引いてないと思うけど、わたしはそうはいかない。
マンションを出て数分、会社前を通るといつも肩を落とすんだよね。
またここで難波さんに叱られるんだろうな、って…。
…こんな可愛い寝顔してるくせに、会社では鬼の血相化するんだもんね。……難波さんのばか。
会社でも優しくしてくれたらいいのに!…って思う反面、それだとわたしはなんの成長もしない。
「……ふぅ。」
しばらく難波さんの寝顔を見つめ、満足すると寝室を後にした。
リビングに戻ってくるなり視界に入り込むパソコン。
あの中に白鳥さんのメッセージが……。難波さん、明日会うのかな?…別にいいけど。
パソコンを横目に帰る準備をすると、静かにマンションを後にした。
これがだいたいの流れ。
もちろん朝まで泊まる時もあるけど、だいたいは難波さんが眠りについてこっそり帰ってる。
難波さんは彼氏だけど、上司でもあるわけで……
今のわたしには彼氏という存在より上司のほうが上回る。
だから、難波さんとの間には線を引いてるつもり。
多分、難波さんはわたしに対してそんな線は引いてないと思うけど、わたしはそうはいかない。
マンションを出て数分、会社前を通るといつも肩を落とすんだよね。
またここで難波さんに叱られるんだろうな、って…。