冷徹上司の過剰な愛
「…有馬、カーディガンも返したいし、そろそろ行こ?」
「ん?あ、おう。」
「お先に失礼しますっ。」
2人に小さく頭を下げると、有馬の袖を掴んで引っ張った。
あぁ〜もぉ嫌になる!!!難波さん交えて食事って…2人で行けばいいのにっ。なんでそこにわたしが入らないとなの??
「蓮美…?」
「…あ、ごめん。」
慌てて袖から手を離すと、有馬の瞳が覗き込まれた。
「なんか怒ってる?」
「え?全然っ!」
「…そ?ならいいけど。」
深く聞いてくることなく歩き出す有馬にホッとしつつ、内心は荒れまくりだ。
……嫉妬、してるみたいじゃん。
嫉妬なんてするわけないのに。だって難波さんは上司だよ?彼氏だとしても、上司という存在のほうが上回るんだから嫉妬なんてあり得ない。
…なのに、なんでこんなにイライラするんだろう。
それから難波さんが戻って来たのはお昼休みギリギリの時間だった。
「ん?あ、おう。」
「お先に失礼しますっ。」
2人に小さく頭を下げると、有馬の袖を掴んで引っ張った。
あぁ〜もぉ嫌になる!!!難波さん交えて食事って…2人で行けばいいのにっ。なんでそこにわたしが入らないとなの??
「蓮美…?」
「…あ、ごめん。」
慌てて袖から手を離すと、有馬の瞳が覗き込まれた。
「なんか怒ってる?」
「え?全然っ!」
「…そ?ならいいけど。」
深く聞いてくることなく歩き出す有馬にホッとしつつ、内心は荒れまくりだ。
……嫉妬、してるみたいじゃん。
嫉妬なんてするわけないのに。だって難波さんは上司だよ?彼氏だとしても、上司という存在のほうが上回るんだから嫉妬なんてあり得ない。
…なのに、なんでこんなにイライラするんだろう。
それから難波さんが戻って来たのはお昼休みギリギリの時間だった。