冷徹上司の過剰な愛
…わたしの気持ちは無視するんだ?…。



「…ダメなんだ…あのんじゃないと僕は。」


「…どうしてですか?」


「好きだから。」


「……白鳥さんよりですか?」


「なんで白鳥さんが出るの?僕は彼女に一切興味はないよ。」


「…でも、難波さんと白鳥さんに………っ、」



あ、………。


難波さんが初めてわたしに手を出した。


いや、これは手というより……唇…?



「っ、ごめん……我慢出来なかった。」


「………。」


「あのん…?ごめん、嫌だった?よね。ほんとにごめんっ、もうしないって約束する。」



珍しくあたふたする難波さんが可愛くて、ついクスクスと笑ってしまう。


…嫌とは思わなかった。ただ…すっごくドキドキはしてる。



「…怒ってる…?」



と顔色を伺う素振りは会社でのわたしみたい。
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