冷徹上司の過剰な愛
珍しく言い返してみたけど、すぐに後悔した。その理由は、難波さんの目の色が変わったから。



「っ、難波さん…?」



そっと名前を呼ぶと、ソファに押し倒され身動き取れない状態に。



「…僕がどれだけ我慢してるのか知らないでしょ?」


「っ、我慢って…?」


「あのんとしたくてたまんない。でも嫌がることはしたくないとその時がくるまで我慢しようと思ってた。でも………こんなん見たらさすがに無理…。」


「……難波さん、」


「…………今自分と葛藤してるから黙ってて。」



と言われ黙っていると、わたしの側から離れた。



「…ごめん。もう大丈夫。お風呂溜めるから少し待ってて?」



そう言われ体を起こすと、リビングから出て行こうとする難波さんを呼び止めた。



「難波さん…………寝室…行きたい、です…。」


「……それ、意味分かってる?」


「…分かってます……難波さんのこともっと知りたいし、わたしのことももっと知ってほしい…。」
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