冷徹上司の過剰な愛
「なんでしょうか?…。」


「…お昼、一緒にどう?」


「えっ…?」



…なんで??



「話したいことがある。」


「…あの、でも舞子と約束が……。」



と振り向くと、こちらの様子を伺う舞子がいた。舞子はわたしの雰囲気を読み取ったのか、合図を送るなりオフィスを出て行った。


……難波さんとランチ…初めて。



「あのぉ…話しって…?」



会社近くのお洒落なレストランに入ると、早速本題を聞いてみた。



「………。」


「難波、さん…?」



ただわたしの顔をジーっと見つめるだけの難波さんに痺れを切らし、世間話しをしてみることに。



「…あの、……天気!良いですね。それにもうすぐ今年も終わっちゃう。なんだか今年は1年があっという間でした。」



あーぁ、何これ。世間話しに華もないよぉ。
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