【甘やかしてあげたい、傷ついたきみを。】番外編 「横浜の夜は更けて」

***

「あん……亮介さん。もう……」
 さっきの言葉通り、わたしがどれだけ身をよじって喘いでも、彼は愛撫の手を休めることなく、わたしを翻弄し尽くした。

「愛してる」
 絶えず囁かれる愛の言葉。
 そのたびに彼の愛で満たされてゆく。
「奈月……俺の奈月」

 心も身体も、亮介さんとひとつになっている喜びに包まれながら、あの夜のように、わたしの意識は遠のいていった……

***

 ふと気づくと、ボーっと鳴り響く汽笛の音。
 彼が寝返りを打つ。
 その背に身体を預け、彼の温もりを肌で受け止める。
 安堵感に包まれたわたしは、ふたたび、ゆっくり目を閉じた。

〈The Happy End♡〉

*お読みいただきありがとうございました!(^^)!
< 14 / 14 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:47

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
表紙を見る
恋に異例はつきもので

総文字数/34,522

恋愛(オフィスラブ)110ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop