【甘やかしてあげたい、傷ついたきみを。】番外編 「横浜の夜は更けて」
うわっ、さすが国民的イケメン俳優。
顔立ちはとてもよく似ているけれど、亮介さんとは、放つオーラが全然違う。
それにしても橋本さん。
宗介さんの前では、こんなに可愛くなるんだ。
会社では、あの切れ者の室長の上を行く、キレッキレの才媛なのに。
「はじめまして。奈月さん。お噂はかねがね。亮介からは会うたびに訊かされてますよ。あなたのこと」
わたしは手に持っていた花束を渡した。
「は、はじめまして。舞台、とっても良かったです」
「ありがとう。それは嬉しいな」
彼は花束をそっとテーブルに置くと、手を伸ばして握手してくれた。
顔立ちはとてもよく似ているけれど、亮介さんとは、放つオーラが全然違う。
それにしても橋本さん。
宗介さんの前では、こんなに可愛くなるんだ。
会社では、あの切れ者の室長の上を行く、キレッキレの才媛なのに。
「はじめまして。奈月さん。お噂はかねがね。亮介からは会うたびに訊かされてますよ。あなたのこと」
わたしは手に持っていた花束を渡した。
「は、はじめまして。舞台、とっても良かったです」
「ありがとう。それは嬉しいな」
彼は花束をそっとテーブルに置くと、手を伸ばして握手してくれた。