丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう~After Story~
宗匠「………」
紀信「……/////」
杏樹「……/////」
志田「……フフ…可愛いなぁー(笑)」

ラーメンが食べ終わりアプリゲームで遊んでいる、宗匠。
顔を赤くしている、紀信と杏樹。
微笑ましく見ている、志田。

紀信、杏樹、志田は、凱吾と鈴嶺を見ている。

何度もいうが、凱吾と鈴嶺にかかればそこは“甘い空間”になってしまう。


凱吾「はい、鈴嶺」
鈴嶺「ありがとう!いただきます!
━━━━━━ん!美味しい!」

凱吾「フフ…可愛い!」
頭を撫でる。

鈴嶺「凱くんも食べて!」
凱吾「うん」

鈴嶺「美味しい?」
凱吾「うん、美味しいよ」

鈴嶺「フフ…」
凱吾「でも……」
鈴嶺「ん?」

凱吾「鈴嶺が作った料理の方が美味しいな!」

鈴嶺「え?/////そ、そう?
フフ…ありがとう!」

凱吾「うん、ほんと上手くなったもんな!」
鈴嶺「レシピ本見ながらしてるの、最近」

凱吾「そうだったの?」
鈴嶺「佐木が買ってきてくれたの!
なんかね。スマホのアプリで沢山レシピを調べられるみたいなんだけど、私には操作が難しいからって佐木が」

凱吾「そっか!」
鈴嶺「操作、そんな難しいの?」

凱吾「うーん…そうだね。
操作自体は簡単だけど、複雑だからね」
鈴嶺「そうなんだー
じゃあ、やっぱやめておこっと!」

凱吾「ん?」
鈴嶺「凱くんか佐木が時間がある時に、操作を教えてもらおうと思ってたの。
本、分厚いから重くて……
スマホだったら、楽かなって思って」

凱吾「本の方がいいよ。
スマホは、連絡手段だけにしようね!
ネットも使っちゃダメだよ?
危ないし、怖いからね!」
頭をポンポンと撫でる凱吾に、鈴嶺は微笑み頷いた。


紀信「なんか……別空間みたいだね…(笑)」
杏樹「……ったく…絶対、私達のこと見えてないわよね(笑)」

志田「可愛いじゃん!
杏もあのくらい甘えていいんだよ?」

杏樹「は?結構!です!」

宗匠「フッ…杏樹には無理だろうな(笑)
鈴だから、許される部分はある」
ゲームをしながら話を聞いていた宗匠が、笑いながら言った。

紀信「そうだね(笑)」

宗匠「まぁ、凱吾の気持ちわからなくもねぇぞ?
鈴、可愛いもん!
紀信でも、同じことしそう!」

紀信「んー、そうかも…(笑)」


志田「それにしても、鈴嶺ちゃんはSNSとかしないの?」
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