丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう~After Story~
そして辺りも暗くなり始め、BBQをすることに。

ワイワイと食べたり、飲んだりして楽しんでいる凱吾達。

紀信「あーーー!宗匠!その肉、僕が温めてたやつ!!」
宗匠「いいじゃん!
肉まだあんだからさ!」

紀信「もう!!さっきからずっと僕の横取りしてるの知ってるんだよ!?」
宗匠「あ、バレてた?(笑)
だって、紀信が焼いたやつ旨そうなんだもん!」

志田「こらこら、喧嘩しない!
ほら、紀信くん!食べな!」

紀信「え?でも、志田さんの肉ですよね?」

志田「あー、俺は杏と気兼ねく食事が出来て、尚且つ酒も飲めるだけで幸せだから!
こんなの、久しぶりなんだ!」

宗匠「まぁ、不倫だしな(笑)」

杏樹「あー、またそれ言う?」

宗匠「でもほんとのことじゃん!」

杏樹「うっさいのよ!!」
そう言って、宗匠のビールを一気飲みする。

宗匠「あーーー!俺のーーー!」

杏樹「ふん!」

宗匠「可愛くねぇ奴…」

杏樹「あ?なんか言った?」

宗匠「もっと、鈴を見習え!!」

杏樹「は?」

宗匠「鈴ならこんな時、目をうるうるさせて“意地悪言わないで?”って言うぞ?(笑)」

杏樹「あ?あー、そうね(笑)
でも、私には似合わない」

宗匠「まぁ、そうだな(笑)」
紀信「フフ…」

志田「杏言ってみてよ」

杏樹「………/////む、無理!!!」

志田「顔、赤くして可愛いなぁー(笑)」
鈴嶺「杏ちゃん、可愛い~」

杏樹「ちょっ…/////からかわないで!!」

鈴嶺「でも、良かった!
杏ちゃんが、幸せそうで!」

杏樹「そ、そう?/////」

鈴嶺「うん!
それに、宗くんも杏ちゃんのこと心配してるんだよ!」

杏樹「えー、そうなのー?
全、然!そんな感じしないけどー」

鈴嶺「照れてるだけだよ!
だって宗くん、杏ちゃんのこと好きだし!」

宗匠「はぁぁ!!?」

杏樹「え?そうなの?(笑)
でもごめーん!
私には、久史さんがいるしぃ!」

志田「ごめんね、宗匠くん。
杏は、俺のだから。
いくら君でも、渡せない」

宗匠「は?ちょっと待て!
なんで俺が、フラれた感じになってんの!!?」

紀信「フフ…」
鈴嶺「フフ…」
凱吾「フッ…」

宗匠「おい!そこも、笑うな!!」

悪戯に笑う杏樹と、少し真剣な志田。
凱吾達はクスクス笑って、宗匠は終始からかわれていた。
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