丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう~After Story~
目的地である、イタ飯店に着いた宗匠達。
鈴嶺「あれ?ここ、イタリアンのお店だよ?
ケーキは?」
宗匠「ちょっと、会ってほしい奴がいるんだ」
鈴嶺「え?会ってほしい?」
佐木「宗匠様?」
鈴嶺と佐木に返事することなく、鈴嶺の手を引き中に入る。
佐木も思わず、追いかけた。
店内をキョロキョロして、目的の人物を認めると更に歩みを進めた。
鈴嶺「宗くん!」
佐木「宗匠様、お待ちください!
ちゃんと、ご説明を━━━━━」
宗匠「待たせたな、春那」
春那「えぇ…この人?」
宗匠「あぁ。
━━━━━━俺の女!宝生 鈴嶺」
鈴嶺・佐木「え……!?」
俺の女━━━━?
鈴嶺と佐木は、思わず固まる。
春那「こんにちは」
鈴嶺「え?え?宗くん!」
佐木「宗匠様!!?何━━━━━」
宗匠「━━━ってことだから!春那、諦めてくれ!」
春那「………宝生…って…」
宗匠「そう!
宝生財閥の令嬢。
言ったろ?
幼馴染みで、ずっと一緒だったから簡単に離れられないって。
春那の入る隙はない……!」
春那「そう…ね…
…………わかったわ…」
そう言って、店を出ていった。
鈴嶺「━━━━宗くん、何なの!」
宗匠「悪かったよ…勝手に“女”だなんて言って」
佐木「しかし、こんなの…すぐにお相手様にバレますよ!?」
宗匠「大丈夫!バレてもいいし。
とりあえず、今だけやり過ごせたらそれでいい」
鈴嶺「そんな…」
宗匠「いいんだよ!
ほら!ケーキ!食いに行こ?
佐木、車回して」
カフェに移動し、店内に入る。
宗匠「━━━━何にする?」
鈴嶺にメニューを見せながら、微笑んだ。
鈴嶺「宗くん、さっきの…春那…さん?って方。
ちゃんと、正直に言わないと!」
しかし鈴嶺は、メニューを見ることなく宗匠を見ていた。
宗匠「俺は!変な期待を持たしたくないだけ!」
鈴嶺「え?」
宗匠「俺はさ。
きっと……ずっと、わかんねぇと思うんだ。愛情ってやつ。
でもそうゆうのって、逆に鈴にはわかんねぇだろ?」
鈴嶺「う、うん…」
宗匠「さっきの春那もそうだが……
“私が愛情を教えてあげる!”って言ってくる女がいて、正直……辛い…!
ほっといてほしい。
だから、手っ取り早くわからせてあげたかっただけ。
まぁ、鈴を利用したのは悪かったと思ってる。
お前は、凱吾の嫁さんなんだし。
でも、もう…そうゆうの、勘弁してほしい。
俺は愛情を知りたいなんて、これっぽっちも思ってねぇから」
鈴嶺「宗くん…」
鈴嶺「あれ?ここ、イタリアンのお店だよ?
ケーキは?」
宗匠「ちょっと、会ってほしい奴がいるんだ」
鈴嶺「え?会ってほしい?」
佐木「宗匠様?」
鈴嶺と佐木に返事することなく、鈴嶺の手を引き中に入る。
佐木も思わず、追いかけた。
店内をキョロキョロして、目的の人物を認めると更に歩みを進めた。
鈴嶺「宗くん!」
佐木「宗匠様、お待ちください!
ちゃんと、ご説明を━━━━━」
宗匠「待たせたな、春那」
春那「えぇ…この人?」
宗匠「あぁ。
━━━━━━俺の女!宝生 鈴嶺」
鈴嶺・佐木「え……!?」
俺の女━━━━?
鈴嶺と佐木は、思わず固まる。
春那「こんにちは」
鈴嶺「え?え?宗くん!」
佐木「宗匠様!!?何━━━━━」
宗匠「━━━ってことだから!春那、諦めてくれ!」
春那「………宝生…って…」
宗匠「そう!
宝生財閥の令嬢。
言ったろ?
幼馴染みで、ずっと一緒だったから簡単に離れられないって。
春那の入る隙はない……!」
春那「そう…ね…
…………わかったわ…」
そう言って、店を出ていった。
鈴嶺「━━━━宗くん、何なの!」
宗匠「悪かったよ…勝手に“女”だなんて言って」
佐木「しかし、こんなの…すぐにお相手様にバレますよ!?」
宗匠「大丈夫!バレてもいいし。
とりあえず、今だけやり過ごせたらそれでいい」
鈴嶺「そんな…」
宗匠「いいんだよ!
ほら!ケーキ!食いに行こ?
佐木、車回して」
カフェに移動し、店内に入る。
宗匠「━━━━何にする?」
鈴嶺にメニューを見せながら、微笑んだ。
鈴嶺「宗くん、さっきの…春那…さん?って方。
ちゃんと、正直に言わないと!」
しかし鈴嶺は、メニューを見ることなく宗匠を見ていた。
宗匠「俺は!変な期待を持たしたくないだけ!」
鈴嶺「え?」
宗匠「俺はさ。
きっと……ずっと、わかんねぇと思うんだ。愛情ってやつ。
でもそうゆうのって、逆に鈴にはわかんねぇだろ?」
鈴嶺「う、うん…」
宗匠「さっきの春那もそうだが……
“私が愛情を教えてあげる!”って言ってくる女がいて、正直……辛い…!
ほっといてほしい。
だから、手っ取り早くわからせてあげたかっただけ。
まぁ、鈴を利用したのは悪かったと思ってる。
お前は、凱吾の嫁さんなんだし。
でも、もう…そうゆうの、勘弁してほしい。
俺は愛情を知りたいなんて、これっぽっちも思ってねぇから」
鈴嶺「宗くん…」