丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう~After Story~
それからは、和やかに過ごしていた宗匠と鈴嶺。
すると、突然━━━━━━━━
「━━━━━鈴嶺!!!」
重く、冷たい……でも通る声が店内に響いた。
鈴嶺「え?あ、凱くん!!?」
店の扉前に、凱吾が立っていた。
見ただけで凱吾が、どれ程の怒りに包まれているかわかる。
思わず、立ち上がる鈴嶺。
すると凱吾がタタタッと駆けてきて、鈴嶺を抱き締めた。
鈴嶺「凱…く…苦し、い…よ…」
凱吾「鈴嶺!!僕に内緒で僕以外の男に会うなんて、裏切り行為も甚だし━━━━━宗匠!!?」
たった今、相手の男が宗匠だと気づいた凱吾。
目を見開き、驚いている。
宗匠「は?今気づいたのかよ!?」
凱吾「なんで、宗匠と鈴嶺が?」
宗匠「デートに誘った」
凱吾「は?
僕はお前の冗談を聞いていられる程、暇も余裕もない。
手短に、真実を話せ」
宗匠「しつこい女がいたの!
だから鈴に協力してもらって、断る為に俺の女って紹介させてもらったの!」
凱吾「は?
“俺の女”?」
宗匠「うん。
お、れ、の!お、ん、な!」
凱吾は、宗匠の言葉に怒りが増幅していくのがわかった。
思わず、鈴嶺を抱き締める力が更に増す。
鈴嶺「うぅ…凱く…い、痛い…」
凱吾はギュッと目を瞑り、天井を見上げた。
そして深呼吸をして、鈴嶺に微笑みかけた。
凱吾「鈴嶺、ごめんね。
店の外に、佐木が車で待ってる。
行って待ってて?
すぐに、僕も行くから」
鈴嶺「う、うん…わかった」
パタパタ…と、店を出ていく。
それを確認して凱吾は、宗匠を睨み付けた。
凱吾の雰囲気は、殺気に包まれていた。
凱吾「━━━━で?
僕の鈴嶺を勝手に利用した代償払え……!宗匠」
宗匠「その前に!!
俺の大事な幼馴染みを支配してる理由を聞かせろ!!凱吾」
凱吾「は?」
宗匠「エスパーだと!」
凱吾「は?」
宗匠「スマホ!!
鈴のプライバシー、何だと思ってんだよ!!?」
凱吾「見たのか?スマホの中身」
宗匠「鈴がマンションを出たら、佐木から電話がかかってきた。
鈴が佐木に車出すように言ったのかと思ったら、何も言ってないのに何故か佐木にバレるって言ってたんだ。
鈴は騙せても、普通は“おかしい”と思うだろ?」
すると、突然━━━━━━━━
「━━━━━鈴嶺!!!」
重く、冷たい……でも通る声が店内に響いた。
鈴嶺「え?あ、凱くん!!?」
店の扉前に、凱吾が立っていた。
見ただけで凱吾が、どれ程の怒りに包まれているかわかる。
思わず、立ち上がる鈴嶺。
すると凱吾がタタタッと駆けてきて、鈴嶺を抱き締めた。
鈴嶺「凱…く…苦し、い…よ…」
凱吾「鈴嶺!!僕に内緒で僕以外の男に会うなんて、裏切り行為も甚だし━━━━━宗匠!!?」
たった今、相手の男が宗匠だと気づいた凱吾。
目を見開き、驚いている。
宗匠「は?今気づいたのかよ!?」
凱吾「なんで、宗匠と鈴嶺が?」
宗匠「デートに誘った」
凱吾「は?
僕はお前の冗談を聞いていられる程、暇も余裕もない。
手短に、真実を話せ」
宗匠「しつこい女がいたの!
だから鈴に協力してもらって、断る為に俺の女って紹介させてもらったの!」
凱吾「は?
“俺の女”?」
宗匠「うん。
お、れ、の!お、ん、な!」
凱吾は、宗匠の言葉に怒りが増幅していくのがわかった。
思わず、鈴嶺を抱き締める力が更に増す。
鈴嶺「うぅ…凱く…い、痛い…」
凱吾はギュッと目を瞑り、天井を見上げた。
そして深呼吸をして、鈴嶺に微笑みかけた。
凱吾「鈴嶺、ごめんね。
店の外に、佐木が車で待ってる。
行って待ってて?
すぐに、僕も行くから」
鈴嶺「う、うん…わかった」
パタパタ…と、店を出ていく。
それを確認して凱吾は、宗匠を睨み付けた。
凱吾の雰囲気は、殺気に包まれていた。
凱吾「━━━━で?
僕の鈴嶺を勝手に利用した代償払え……!宗匠」
宗匠「その前に!!
俺の大事な幼馴染みを支配してる理由を聞かせろ!!凱吾」
凱吾「は?」
宗匠「エスパーだと!」
凱吾「は?」
宗匠「スマホ!!
鈴のプライバシー、何だと思ってんだよ!!?」
凱吾「見たのか?スマホの中身」
宗匠「鈴がマンションを出たら、佐木から電話がかかってきた。
鈴が佐木に車出すように言ったのかと思ったら、何も言ってないのに何故か佐木にバレるって言ってたんだ。
鈴は騙せても、普通は“おかしい”と思うだろ?」