丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう~After Story~
佐木の車がいなくなって、雷太と束茶が宗匠と紀信に言った。
雷太「なぁ、どうなるの?」
束茶「凱吾、何したの?」
宗匠「知りたい?」
紀信「知らない方がいいよ、きっと…」
「おい!!」
さっきの男達が、外に出てきて宗匠達に声をかけてきた。
宗匠「おっさん達、ほんと…運わりぃよ……」
「は?」
紀信「凱吾を怒らせたら、もう…人生終わりなんですよ?」
「何言って………」
雷太「………」
束茶「………」
紀信「とりあえず、鈴嶺に話して凱吾を説得はしてみるけど……」
宗匠「たぶん、無理だな」
「何なんだよ……」
雷太「俺も知りたい!」
束茶「俺も」
宗匠「羽柴財閥の裏の顔知らない?」
雷太「噂なら…」
束茶「聞いたことあるが……」
紀信「たぶん明日には、あなた方は会社をクビになってると思います。
凱吾が、裏から操作してるはず」
「は?冗談やめろよ」
宗匠「冗談じゃ済まねぇの!!
凱吾は、融通が利かない奴だから。
たった一度の過ちでも、凱吾は許さない。
あいつに“二度目”は存在しない」
鈴嶺「━━━━凱くん、大丈夫!?怪我は!?」
その頃佐木の運転する車内で、鈴嶺が泣きそうな顔で凱吾を気遣っていた。
凱吾「大丈夫だよ!
ほら!傷なんてない!」
鈴嶺「良かっ…た…
凱くんになんかあったら、私………」
凱吾「大丈夫!
鈴嶺を悲しませることはしないよ!
ね?だから、泣かないで?」
頬を包み込んで、顔を覗き込んだ。
もうすぐ自宅マンションに着くという時、鈴嶺のスマホが鳴り響いた。
鈴嶺「━━━━ん?あ!紀信くんだ!」
凱吾「は?紀信!?」
鈴嶺「もしもし?
━━━━え?今から?
………うん、うん。わかった!
凱くんに伝えとくね!」
凱吾「紀信、何て?」
鈴嶺「あのね。
今から、紀信くんと宗くんとあと、お友達?がお家に来るって!」
凱吾「は?今から?
奴等は、バカなのか?
こんな夜遅くに新婚夫婦の家に来るなんて、非常識だ!
しかも、さっき別れたばっかなのに!」
鈴嶺「凱くん、怒んないで?」
思わず声を荒らげる凱吾を、窺うように見る。
凱吾「あ、鈴嶺に怒ったんじゃないよ?
紀信達に腹立ててんだよ?
鈴嶺も思うでしょ?非常識だって」
鈴嶺「でもね。
大切なお話があるんだって!」
雷太「なぁ、どうなるの?」
束茶「凱吾、何したの?」
宗匠「知りたい?」
紀信「知らない方がいいよ、きっと…」
「おい!!」
さっきの男達が、外に出てきて宗匠達に声をかけてきた。
宗匠「おっさん達、ほんと…運わりぃよ……」
「は?」
紀信「凱吾を怒らせたら、もう…人生終わりなんですよ?」
「何言って………」
雷太「………」
束茶「………」
紀信「とりあえず、鈴嶺に話して凱吾を説得はしてみるけど……」
宗匠「たぶん、無理だな」
「何なんだよ……」
雷太「俺も知りたい!」
束茶「俺も」
宗匠「羽柴財閥の裏の顔知らない?」
雷太「噂なら…」
束茶「聞いたことあるが……」
紀信「たぶん明日には、あなた方は会社をクビになってると思います。
凱吾が、裏から操作してるはず」
「は?冗談やめろよ」
宗匠「冗談じゃ済まねぇの!!
凱吾は、融通が利かない奴だから。
たった一度の過ちでも、凱吾は許さない。
あいつに“二度目”は存在しない」
鈴嶺「━━━━凱くん、大丈夫!?怪我は!?」
その頃佐木の運転する車内で、鈴嶺が泣きそうな顔で凱吾を気遣っていた。
凱吾「大丈夫だよ!
ほら!傷なんてない!」
鈴嶺「良かっ…た…
凱くんになんかあったら、私………」
凱吾「大丈夫!
鈴嶺を悲しませることはしないよ!
ね?だから、泣かないで?」
頬を包み込んで、顔を覗き込んだ。
もうすぐ自宅マンションに着くという時、鈴嶺のスマホが鳴り響いた。
鈴嶺「━━━━ん?あ!紀信くんだ!」
凱吾「は?紀信!?」
鈴嶺「もしもし?
━━━━え?今から?
………うん、うん。わかった!
凱くんに伝えとくね!」
凱吾「紀信、何て?」
鈴嶺「あのね。
今から、紀信くんと宗くんとあと、お友達?がお家に来るって!」
凱吾「は?今から?
奴等は、バカなのか?
こんな夜遅くに新婚夫婦の家に来るなんて、非常識だ!
しかも、さっき別れたばっかなのに!」
鈴嶺「凱くん、怒んないで?」
思わず声を荒らげる凱吾を、窺うように見る。
凱吾「あ、鈴嶺に怒ったんじゃないよ?
紀信達に腹立ててんだよ?
鈴嶺も思うでしょ?非常識だって」
鈴嶺「でもね。
大切なお話があるんだって!」