丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう~After Story~
リビングに通される。
鈴嶺が微笑み、待っていた。
鈴嶺「どうぞ?
━━━━ん?佐木と…あれ?雷太くんと束茶くんだー!
お久しぶりですね!」
雷太「覚えててくれたの!?」
束茶「ヤバい…/////めっちゃ嬉しい!」
鈴嶺「宗くんのお友達ですもん!
もちろん、覚えてますよ!
今、お茶入れますね!」
宗匠「鈴、茶はいらねぇから!座れよ」
鈴嶺「え?凱くんに大切なお話があるんでしょ?」
紀信「そうなんだけど、鈴嶺にも聞いてほしいんだ!」
鈴嶺「そうなの?
わかった!」
凱吾の隣に座った。
宗匠達が、居酒屋での話をする。
紀信「━━━━だからね。考え直してほしいんだ」
凱吾「考え直すと思ってるのか?
宗匠と紀信なら、わかるだろ?」
鈴嶺「凱くん、ダメだよ。
住江さんに連絡して、取り消してもらお?」
凱吾「どうして?
あいつ等は、鈴嶺に汚ないモノを見せたよ?
鈴嶺、傷ついてた。
そんなの、許されない」
鈴嶺「凱くん…」
雷太「凱吾」
凱吾「何だ?」
雷太「それってさ。
鈴嶺ちゃんが見てなければ、あそこまでしなかったってこと?」
束茶「そんな口ぶりだったな」
凱吾「そうだ。
僕は、鈴嶺を“幸せにするために”この世に存在してる。
鈴嶺に一目惚れした、あの日から。
鈴嶺を傷つけるモノは、僕が許さない」
鈴嶺「その気持ちは、嬉しいよ?
私も、凱くんを幸せにしたいと思ってる」
凱吾「うん、嬉しい!」
鈴嶺「でも、こんなの……」
佐木「━━━━でしたら、凱吾様」
そこに、佐木が口を挟んだ。
凱吾「何だ?」
佐木「“鈴嶺お嬢様のために”
考えを改めてもらうことは出来ませんか?」
凱吾「は?」
佐木「“鈴嶺お嬢様が”やめてほしいとおっしゃってます。
今も、とても悲しんでます。
だから━━━━━」
凱吾「………」
鈴嶺「凱くん、お願い!」
凱吾「………わかった」
鈴嶺「ほんと!?ありがとう!」
凱吾「住江に、連絡する」
スマホを操作する。
住江から“わかりました”と返事が来た。
佐木が事前に“必ず説得するから、待っててほしい”と伝えていたため、何もせずに済んだのだ。
鈴嶺が微笑み、待っていた。
鈴嶺「どうぞ?
━━━━ん?佐木と…あれ?雷太くんと束茶くんだー!
お久しぶりですね!」
雷太「覚えててくれたの!?」
束茶「ヤバい…/////めっちゃ嬉しい!」
鈴嶺「宗くんのお友達ですもん!
もちろん、覚えてますよ!
今、お茶入れますね!」
宗匠「鈴、茶はいらねぇから!座れよ」
鈴嶺「え?凱くんに大切なお話があるんでしょ?」
紀信「そうなんだけど、鈴嶺にも聞いてほしいんだ!」
鈴嶺「そうなの?
わかった!」
凱吾の隣に座った。
宗匠達が、居酒屋での話をする。
紀信「━━━━だからね。考え直してほしいんだ」
凱吾「考え直すと思ってるのか?
宗匠と紀信なら、わかるだろ?」
鈴嶺「凱くん、ダメだよ。
住江さんに連絡して、取り消してもらお?」
凱吾「どうして?
あいつ等は、鈴嶺に汚ないモノを見せたよ?
鈴嶺、傷ついてた。
そんなの、許されない」
鈴嶺「凱くん…」
雷太「凱吾」
凱吾「何だ?」
雷太「それってさ。
鈴嶺ちゃんが見てなければ、あそこまでしなかったってこと?」
束茶「そんな口ぶりだったな」
凱吾「そうだ。
僕は、鈴嶺を“幸せにするために”この世に存在してる。
鈴嶺に一目惚れした、あの日から。
鈴嶺を傷つけるモノは、僕が許さない」
鈴嶺「その気持ちは、嬉しいよ?
私も、凱くんを幸せにしたいと思ってる」
凱吾「うん、嬉しい!」
鈴嶺「でも、こんなの……」
佐木「━━━━でしたら、凱吾様」
そこに、佐木が口を挟んだ。
凱吾「何だ?」
佐木「“鈴嶺お嬢様のために”
考えを改めてもらうことは出来ませんか?」
凱吾「は?」
佐木「“鈴嶺お嬢様が”やめてほしいとおっしゃってます。
今も、とても悲しんでます。
だから━━━━━」
凱吾「………」
鈴嶺「凱くん、お願い!」
凱吾「………わかった」
鈴嶺「ほんと!?ありがとう!」
凱吾「住江に、連絡する」
スマホを操作する。
住江から“わかりました”と返事が来た。
佐木が事前に“必ず説得するから、待っててほしい”と伝えていたため、何もせずに済んだのだ。