放課後のBLUES


「番号」

「は、はいっ!?」

「自分の番号どっから見んだ」

「それなら――」



彼のスマホ画面に番号を出す方法を教える。


すると、突如



「え」



手首を掴まれてしまった。

なぜ。



おっきな手。



ボールペンをポケットから取り上げられ

わたしの手のひらに



「また変なのにからまれたら呼べよ」

「……え?」

「片付けてやるから」



080で始まる11桁の数字を書かれてしまった。


立ちすくんでいると、彼が、お店を出ていく。


片付けてやる……とは。



始末……的な……!?!?



それに、この番号。

さっき見た。

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