死体写真
裏SNS
加菜子を病院まで見送った私達2人はそのまま裕之の家に来ていた。
ズブ濡れの状態ではどこへも行けないし、私ももう少し動きやすい格好になりたかった。
「結も一旦家に戻るか?」
「そうだね」
裕之の家にいて会話したのはそれだけだった。
好きな人の部屋の中に居ても色気なんて少しもない。
ふたりとも心は疲弊していて、つい最近前関係を進めようと淡い期待をしていたことなんて、すっかり忘れてしまっていた。
「どれだけ調べても意味がないかもしれないけど……」
着替えを終えてファミレスに来た私達はまたスマホで都市伝説について調べていた。
今までも随分と調べてきて成果はほとんどなかったけれど、今の時代情報は次から次へと生まれては消えていく。
調べ物を怠ることはできなかった。
呪いのメールの回避方法はもちろん。
ターゲットの選ばれ方や死に方に法則があるのではないか?
それがなにかのヒントにならないか?
そう思い、ふたりで黙々と検索していたとき、ふと気になるSNSを見つけた。
それはとある女子高校背のSNSのようで、毎日鬱々としたつぶやきを投稿している。
それだけならよくいる地雷系女子のSNSのだと思うのだけれど、呪いの儀式や悪魔、怨霊などについても沢山のつぶやきがされていた。
元々そういうダークなものが好きなのかも知れない。
ただプロフィールに書かれている○○高校2年生という文章が気になった。
ズブ濡れの状態ではどこへも行けないし、私ももう少し動きやすい格好になりたかった。
「結も一旦家に戻るか?」
「そうだね」
裕之の家にいて会話したのはそれだけだった。
好きな人の部屋の中に居ても色気なんて少しもない。
ふたりとも心は疲弊していて、つい最近前関係を進めようと淡い期待をしていたことなんて、すっかり忘れてしまっていた。
「どれだけ調べても意味がないかもしれないけど……」
着替えを終えてファミレスに来た私達はまたスマホで都市伝説について調べていた。
今までも随分と調べてきて成果はほとんどなかったけれど、今の時代情報は次から次へと生まれては消えていく。
調べ物を怠ることはできなかった。
呪いのメールの回避方法はもちろん。
ターゲットの選ばれ方や死に方に法則があるのではないか?
それがなにかのヒントにならないか?
そう思い、ふたりで黙々と検索していたとき、ふと気になるSNSを見つけた。
それはとある女子高校背のSNSのようで、毎日鬱々としたつぶやきを投稿している。
それだけならよくいる地雷系女子のSNSのだと思うのだけれど、呪いの儀式や悪魔、怨霊などについても沢山のつぶやきがされていた。
元々そういうダークなものが好きなのかも知れない。
ただプロフィールに書かれている○○高校2年生という文章が気になった。