死体写真
「プリクラがあるの!?」
思わず身を乗り出す。
相手の顔がわかれば、探し出すこともできるかもしれない!
「あぁ、あるけど。見るか?」
私と加菜子は同時に頷いた。
和は怪訝そうな表情を浮かべながらもズボンのポケットからスマホを取り出した。
画面をひっくり返すと、透明ケースと本体の間に数枚のプリクラが挟み込まれている。
そのどれもにアコの姿が写っている。
「この子だよ」
一番上に挟み込まれているプリクラへ視線を向けると、そこには制服姿のアコと見知らぬ少女が一緒に写っていた。
グレーの制服に身を包んでいるその少女はアコを手をつなぎ、大きな口をあけて笑っている。
「この制服、今日の葬儀で見た!」
ハッと息を飲んで思わず声をあげる。
「本当か? これ○○高校の制服なんだ。その学校に何人か友達がいたみてぇだな」
○○高校!
ついさっき隣街の新聞で読んだばかりの名前だった。
「名前とかわからないよね?」
写真の中の少女は和が言う通りに自殺するような子にはみえない。
アコと同じで活発で明るい印象を受ける。
もちろんそれはひと目みた印象でしかないけれど、もしもこの子まで自殺ということだったら呪いのメールの存在に信憑性が増していくことになる。
思わず身を乗り出す。
相手の顔がわかれば、探し出すこともできるかもしれない!
「あぁ、あるけど。見るか?」
私と加菜子は同時に頷いた。
和は怪訝そうな表情を浮かべながらもズボンのポケットからスマホを取り出した。
画面をひっくり返すと、透明ケースと本体の間に数枚のプリクラが挟み込まれている。
そのどれもにアコの姿が写っている。
「この子だよ」
一番上に挟み込まれているプリクラへ視線を向けると、そこには制服姿のアコと見知らぬ少女が一緒に写っていた。
グレーの制服に身を包んでいるその少女はアコを手をつなぎ、大きな口をあけて笑っている。
「この制服、今日の葬儀で見た!」
ハッと息を飲んで思わず声をあげる。
「本当か? これ○○高校の制服なんだ。その学校に何人か友達がいたみてぇだな」
○○高校!
ついさっき隣街の新聞で読んだばかりの名前だった。
「名前とかわからないよね?」
写真の中の少女は和が言う通りに自殺するような子にはみえない。
アコと同じで活発で明るい印象を受ける。
もちろんそれはひと目みた印象でしかないけれど、もしもこの子まで自殺ということだったら呪いのメールの存在に信憑性が増していくことになる。