死体写真
そう声をかけてきたのは○○高校の制服を着たショートカットの女の子だった。
みたことのない顔だ。
「さっき教室で聞いてたんだけど、あなたたちクリちゃんの友達なの?」
今にも折れてしまいそうなほどか細い体の少女は上目遣いにそう聞いてきた。
私はスマホをポケットにしまい、頷く。
「そっか。さっきは田辺くんが追い返しちゃって、ごめんね。あの子、クリちゃんのことが好きだったから、警戒してるんだと思う」
少女は眉を下げてつらそうな表情でそう言った。
どうやらこの子はさっきの少年、田辺くんとクリちゃん、両方と仲が良かったみたいだ。
「あなたは?」
「私は桜っていうの。クリちゃんとも仲が良かったから、あなたたちの話を聞いて、気になっちゃって」
それで追いかけてきてくれたみたいだ。
和が咄嗟にスマホを取り出して、プリクラを桜ちゃんへ見せた。
それを見た瞬間、桜ちゃんの頬に赤みがさす。
そして今にも泣き出してしまいそうな顔になった。
「本当に、クリちゃんと仲が良かったんだね」
「そうなの。だからお焼香だけでもさせてもらいたくて」
言うと、桜ちゃんは溢れ出そうになった涙を手の甲で拭い、何度も頷いた。
みたことのない顔だ。
「さっき教室で聞いてたんだけど、あなたたちクリちゃんの友達なの?」
今にも折れてしまいそうなほどか細い体の少女は上目遣いにそう聞いてきた。
私はスマホをポケットにしまい、頷く。
「そっか。さっきは田辺くんが追い返しちゃって、ごめんね。あの子、クリちゃんのことが好きだったから、警戒してるんだと思う」
少女は眉を下げてつらそうな表情でそう言った。
どうやらこの子はさっきの少年、田辺くんとクリちゃん、両方と仲が良かったみたいだ。
「あなたは?」
「私は桜っていうの。クリちゃんとも仲が良かったから、あなたたちの話を聞いて、気になっちゃって」
それで追いかけてきてくれたみたいだ。
和が咄嗟にスマホを取り出して、プリクラを桜ちゃんへ見せた。
それを見た瞬間、桜ちゃんの頬に赤みがさす。
そして今にも泣き出してしまいそうな顔になった。
「本当に、クリちゃんと仲が良かったんだね」
「そうなの。だからお焼香だけでもさせてもらいたくて」
言うと、桜ちゃんは溢れ出そうになった涙を手の甲で拭い、何度も頷いた。