死体写真
☆☆☆
回避方法を見つけることができないまま、時間ばかりが刻一刻と過ぎていく。
途中から和は教室を抜け出して図書室にこもりっぱなしになった。
様子を見に行ったときの和は血眼になって都市伝説関係の本を読み漁っているところだった。
「どうやったら相手のアドレスに返信することができるんだろう……」
それがわかればすべて解決なのに、簡単そうにみえて難しい。
「アドレス消しちゃったもんね」
加菜子がそう言ったので、メールはきっとまた送られてくることを説明した。
アコのときがそうだった。
ただ問題なのなアドレスを再び入手したところで、それに返信できるかどうかというところにあった。
休憩時間になるたびにスマホを開いて関係のある記事がないか調べていく。
呪いのメールについては色々と書かれているし、よくある都市伝説のひとつとして面白おかしく語られている。
死体写真が送られてくるという非常に近い内容のものだってある。
だけど写真つきの呪いのメールをうけとったときの対処法はやはりどこにも書かれていなかった。
「この記事ちょっとおかしくない?」
気がついたのは加菜子だった。
表示されている記事を目で追ってみると、死体写真が送られてくるという都市伝説について書かれたものだ。
回避方法を見つけることができないまま、時間ばかりが刻一刻と過ぎていく。
途中から和は教室を抜け出して図書室にこもりっぱなしになった。
様子を見に行ったときの和は血眼になって都市伝説関係の本を読み漁っているところだった。
「どうやったら相手のアドレスに返信することができるんだろう……」
それがわかればすべて解決なのに、簡単そうにみえて難しい。
「アドレス消しちゃったもんね」
加菜子がそう言ったので、メールはきっとまた送られてくることを説明した。
アコのときがそうだった。
ただ問題なのなアドレスを再び入手したところで、それに返信できるかどうかというところにあった。
休憩時間になるたびにスマホを開いて関係のある記事がないか調べていく。
呪いのメールについては色々と書かれているし、よくある都市伝説のひとつとして面白おかしく語られている。
死体写真が送られてくるという非常に近い内容のものだってある。
だけど写真つきの呪いのメールをうけとったときの対処法はやはりどこにも書かれていなかった。
「この記事ちょっとおかしくない?」
気がついたのは加菜子だった。
表示されている記事を目で追ってみると、死体写真が送られてくるという都市伝説について書かれたものだ。