虹色のバラが咲く場所は
10話 自己紹介
寮の中に入るとそれぞれの部屋を決める。
1階はキッチンやお風呂など部屋は2階に
なっている一旦各自好きな部屋に入り荷物を置き、1階のリビングに適当に座る
しばらく沈黙があったが
「えっと、全員揃ったから自己紹介をしてもらおうと思います。
まずは俺から、このグループのリーダーを任された。
蒼葉 類(あおば るい)、年齢は13歳。
よろしく」
類さんはそう言い、頭を下げる。
(黄色い髪に碧眼。そしてリーダー、
私と同い年とは思えないくらい大人びているように見える。)
「俺は、高坂 蓮(こうさか れん)。14」
それだけ言って蓮さんは黙った。
(オレンジに近い茶髪。瞳は茶色が濃い。)
「僕は中原 雪希(なかはら ゆき)12歳です。よろしくお願いします」
(クリーム色っぽい髪をサイドポニーテールにしている。瞳はグリーンアイと言ったところだろうか)
少しビクビクしながら雪ちゃんは答えた。
(僕っ子なんだ。
え、12歳!?まぁ応募年齢が12~18だったから問題ないけど)
なんて思っていると3人の視線がこちらに向いていて慌てて自己紹介をする
「私は日比谷 舞、13歳です。よろしくお願いします」
(そして、黒髪、黒い瞳。
なんか浮いているように感じちゃう。)
「日比谷、」
類さんはそう呟いた。
「ねぇ、舞。舞ってSTEPの翔さんって知ってる?」
「え?まぁ知ってるけど、どうして」
「確か翔さんの本当の名字が日比谷、
だった気がして」
(嫌な予感がする)
「舞って翔さんの妹?」
心臓が高鳴る。
「そうだったんだ、私は知らなかった。でも日比谷って結構いるんじゃない?
私は翔さんの妹じゃない」
私は緊張しながら反論する。
「そっか、ごめんね。舞、変なこと聞いて」
「ううん、大丈夫。」
私は部屋に戻ろうとすると
「あ、待って、舞、さん」
雪希ちゃんに呼び止められた。
「どうしたの、雪希ちゃん」
雪希ちゃんは黙っている。
「雪希、黙ってないで何か言ったら」
「まぁまぁ、蓮。急かす男はモテないよ」
「僕、はね。男なんだ」
「は?」
そう口にしたのは蓮。
「えっと、」
類さんは言葉に詰まる。
私だってなんで言えばいいのかわからない。
「もちろん、自分が男だってのは理解してる。でもズボンよりスカートの方が好きだし、髪だってリボンやピンでアレンジ
したい。可愛いものが好きなんだ。
これから活動していくから言っておかないといけないと思って」
雪希ちゃ、雪希くんはそう言った。
「正直に言って私はどうでもいい。男だからこうじゃないといけない。
女だからこれをしちゃいけないってことは無いと思う。」
「その人が好きものを誰かが批判するのは、馬鹿げてると思う。」
「雪希にとって好きは誰かに馬鹿にされたから止める程度の好きなのか」
私の言葉に類と蓮も続けた。
(蓮の言い方は私的には挑発に聞こえるけど世に言うsadist、Sいうものか)
1階はキッチンやお風呂など部屋は2階に
なっている一旦各自好きな部屋に入り荷物を置き、1階のリビングに適当に座る
しばらく沈黙があったが
「えっと、全員揃ったから自己紹介をしてもらおうと思います。
まずは俺から、このグループのリーダーを任された。
蒼葉 類(あおば るい)、年齢は13歳。
よろしく」
類さんはそう言い、頭を下げる。
(黄色い髪に碧眼。そしてリーダー、
私と同い年とは思えないくらい大人びているように見える。)
「俺は、高坂 蓮(こうさか れん)。14」
それだけ言って蓮さんは黙った。
(オレンジに近い茶髪。瞳は茶色が濃い。)
「僕は中原 雪希(なかはら ゆき)12歳です。よろしくお願いします」
(クリーム色っぽい髪をサイドポニーテールにしている。瞳はグリーンアイと言ったところだろうか)
少しビクビクしながら雪ちゃんは答えた。
(僕っ子なんだ。
え、12歳!?まぁ応募年齢が12~18だったから問題ないけど)
なんて思っていると3人の視線がこちらに向いていて慌てて自己紹介をする
「私は日比谷 舞、13歳です。よろしくお願いします」
(そして、黒髪、黒い瞳。
なんか浮いているように感じちゃう。)
「日比谷、」
類さんはそう呟いた。
「ねぇ、舞。舞ってSTEPの翔さんって知ってる?」
「え?まぁ知ってるけど、どうして」
「確か翔さんの本当の名字が日比谷、
だった気がして」
(嫌な予感がする)
「舞って翔さんの妹?」
心臓が高鳴る。
「そうだったんだ、私は知らなかった。でも日比谷って結構いるんじゃない?
私は翔さんの妹じゃない」
私は緊張しながら反論する。
「そっか、ごめんね。舞、変なこと聞いて」
「ううん、大丈夫。」
私は部屋に戻ろうとすると
「あ、待って、舞、さん」
雪希ちゃんに呼び止められた。
「どうしたの、雪希ちゃん」
雪希ちゃんは黙っている。
「雪希、黙ってないで何か言ったら」
「まぁまぁ、蓮。急かす男はモテないよ」
「僕、はね。男なんだ」
「は?」
そう口にしたのは蓮。
「えっと、」
類さんは言葉に詰まる。
私だってなんで言えばいいのかわからない。
「もちろん、自分が男だってのは理解してる。でもズボンよりスカートの方が好きだし、髪だってリボンやピンでアレンジ
したい。可愛いものが好きなんだ。
これから活動していくから言っておかないといけないと思って」
雪希ちゃ、雪希くんはそう言った。
「正直に言って私はどうでもいい。男だからこうじゃないといけない。
女だからこれをしちゃいけないってことは無いと思う。」
「その人が好きものを誰かが批判するのは、馬鹿げてると思う。」
「雪希にとって好きは誰かに馬鹿にされたから止める程度の好きなのか」
私の言葉に類と蓮も続けた。
(蓮の言い方は私的には挑発に聞こえるけど世に言うsadist、Sいうものか)