虹色のバラが咲く場所は
105話 類の誕生日
明日は類の誕生日。
運動会の練習終わりに、
どういうのがいいんだろうと思いスマホで
調べてみてもしっくりこない。
(そういえばあの後舞が)
「誕プレに何が欲しいって聞いたら参考書って返ってきて、本当かな?」
って笑って言ってた。
(下手に本買うより、図書カードの方が
いいかな)
近くの書店で2000円の図書カードと
隣の雑貨屋さんでブックスタンドを買った。
寮に帰ると蓮がいて、
「雪希、雪希は類の誕プレに何買った?」
「僕は、図書カード2000円分と
ブックスタンド」
「わぁ奇遇。俺は図書カード5000円文と
ボールペン」
「これで舞も図書カードプラスαだったら
笑っちゃうよね」
ちょうど部屋から出てきた舞に聞くと
「図書カード3000円分と手帳」
蓮と一緒に肩を震わせると、
舞が察したのか笑い出した。
「2人は図書カードのほかに何にしたの?」
「僕はブックスタンド」
「俺はボールペン」
「類、参考書何冊買えるかな」
ー翌日ー
下に降りると類がキッチンに立っていた。
(平日は舞担当なのに)
「おはよう、類。誕生日おめでとう」
「ありがとう、雪希」
「プレゼントは放課後でいい?」
「ありがとう、楽しみにしとくよ」
フライパンを動かしながら嬉しそうに答えた
「そろそろ2人も下りてくるかな」
(なんか主夫に見える)
厚焼き卵、ほうれん草のおひたし、小鉢に
数個梅干しを入れて
ご飯をよそっていたからお味噌汁をよそり
テーブルに配置する。
音を立てて降りてきた2人
「ごめん!類。寝坊した!」
「うわ、美味しいそう」
鞄をソファに置いて、椅子に座る。
「「「「いただきます」」」」
いつからかみんな降りてくる時は制服に
なっていた。まぁもう一回部屋行って着替えるのは面倒だよね。
ー約10分後ー
「「「「ごちそうさまでした」」」」
「片付け俺やるから洗濯物の仕分けお願い」
調理は類がしたから片付けは
蓮が引き受けた。
「うん」
「えっと、雪希、俺、俺、蓮・・・」
「それ蓮のも部屋に持ってくね」
「うん、お願い」
仕分けした蓮と僕の洗濯物を運ぶ。
約10分後、片付けも洗濯物干しも終わって
それぞれ学校に向かい、
あっという間に放課後、練習が終わり寮に
帰るとまだ誰も帰っていなかった。
制服から着替えて宿題をしたりスマホを
いじっていると類が帰ってきた。
「おかえり、類」
「ただいま、雪希」
鞄をソファの足に立てかけ深く座った。
「疲れた?」
「疲れたよ、やっぱりソーラン節がきついな。足がパンパン。」
「おつかれ。プレゼントは蓮たちと
一緒でいい?」
「うん、いいよ」
それからすぐに類は寝てしまって、
そっと毛布をかける。
10分後、
「「ただいま~」」
舞たちが帰ってきたタイミングで類を起こす
(仮眠ならこのくらいがちょうどいいかも)
「じゃあまずは僕から。」
「図書カードとブックスタンドか、
ありがとう雪希」
「次は俺、」
「え、私最後?」
「まぁいいだろ?はいこれは俺から」
「図書カードとボールペン。嬉しいよ、
でも、3人して図書カードと+αじゃない
でしょ?」
冗談のように言った類に舞はゆっくりと
首をまわす。
「え、マジで?」
「ご、ごめん。でも偶然でさ」
舞はおずおずと図書カードと手帳を渡す。
「計1万円分の図書カード、流石に参考書
だけは悲しいから気になってたマンガ買おうかな」
「え、意外。類って漫画に興味あったんだ」
「人をなんだと思ってるの、舞」
おかしな誕生日プレゼント騒動は終わった。
類は参考書2冊と、単行本3冊で完結している
漫画を買って満足そうだった。
運動会の練習終わりに、
どういうのがいいんだろうと思いスマホで
調べてみてもしっくりこない。
(そういえばあの後舞が)
「誕プレに何が欲しいって聞いたら参考書って返ってきて、本当かな?」
って笑って言ってた。
(下手に本買うより、図書カードの方が
いいかな)
近くの書店で2000円の図書カードと
隣の雑貨屋さんでブックスタンドを買った。
寮に帰ると蓮がいて、
「雪希、雪希は類の誕プレに何買った?」
「僕は、図書カード2000円分と
ブックスタンド」
「わぁ奇遇。俺は図書カード5000円文と
ボールペン」
「これで舞も図書カードプラスαだったら
笑っちゃうよね」
ちょうど部屋から出てきた舞に聞くと
「図書カード3000円分と手帳」
蓮と一緒に肩を震わせると、
舞が察したのか笑い出した。
「2人は図書カードのほかに何にしたの?」
「僕はブックスタンド」
「俺はボールペン」
「類、参考書何冊買えるかな」
ー翌日ー
下に降りると類がキッチンに立っていた。
(平日は舞担当なのに)
「おはよう、類。誕生日おめでとう」
「ありがとう、雪希」
「プレゼントは放課後でいい?」
「ありがとう、楽しみにしとくよ」
フライパンを動かしながら嬉しそうに答えた
「そろそろ2人も下りてくるかな」
(なんか主夫に見える)
厚焼き卵、ほうれん草のおひたし、小鉢に
数個梅干しを入れて
ご飯をよそっていたからお味噌汁をよそり
テーブルに配置する。
音を立てて降りてきた2人
「ごめん!類。寝坊した!」
「うわ、美味しいそう」
鞄をソファに置いて、椅子に座る。
「「「「いただきます」」」」
いつからかみんな降りてくる時は制服に
なっていた。まぁもう一回部屋行って着替えるのは面倒だよね。
ー約10分後ー
「「「「ごちそうさまでした」」」」
「片付け俺やるから洗濯物の仕分けお願い」
調理は類がしたから片付けは
蓮が引き受けた。
「うん」
「えっと、雪希、俺、俺、蓮・・・」
「それ蓮のも部屋に持ってくね」
「うん、お願い」
仕分けした蓮と僕の洗濯物を運ぶ。
約10分後、片付けも洗濯物干しも終わって
それぞれ学校に向かい、
あっという間に放課後、練習が終わり寮に
帰るとまだ誰も帰っていなかった。
制服から着替えて宿題をしたりスマホを
いじっていると類が帰ってきた。
「おかえり、類」
「ただいま、雪希」
鞄をソファの足に立てかけ深く座った。
「疲れた?」
「疲れたよ、やっぱりソーラン節がきついな。足がパンパン。」
「おつかれ。プレゼントは蓮たちと
一緒でいい?」
「うん、いいよ」
それからすぐに類は寝てしまって、
そっと毛布をかける。
10分後、
「「ただいま~」」
舞たちが帰ってきたタイミングで類を起こす
(仮眠ならこのくらいがちょうどいいかも)
「じゃあまずは僕から。」
「図書カードとブックスタンドか、
ありがとう雪希」
「次は俺、」
「え、私最後?」
「まぁいいだろ?はいこれは俺から」
「図書カードとボールペン。嬉しいよ、
でも、3人して図書カードと+αじゃない
でしょ?」
冗談のように言った類に舞はゆっくりと
首をまわす。
「え、マジで?」
「ご、ごめん。でも偶然でさ」
舞はおずおずと図書カードと手帳を渡す。
「計1万円分の図書カード、流石に参考書
だけは悲しいから気になってたマンガ買おうかな」
「え、意外。類って漫画に興味あったんだ」
「人をなんだと思ってるの、舞」
おかしな誕生日プレゼント騒動は終わった。
類は参考書2冊と、単行本3冊で完結している
漫画を買って満足そうだった。