虹色のバラが咲く場所は

124話 happy halloween

ゲリラライブが終わりその後のミニライブやイベストなどで疲れている
暇もなく中間テストテストが近づく。
辺理くんと宮本さんと昼休みに勉強をする。

「そういえばアイドルっていつ勉強
してるの?」
(辺里くんがそんなこと聞くなんて
なんか意外)
「僕たちの場合はレッスンが終わってから
かな。あとはレッスンの休憩中とか。
理想の睡眠時間は8時間だけど、
僕たちは大体11時過ぎに寝るから理想的とはいえないかな。ごめん話ズレちゃった。」 
「やっぱり大変なんだな」
「まぁね。」
「あのさ、やっぱりアイドルって恋愛NG?」
(やっぱり女の子だな)

「そんなことしたら1発アウトだよ。」
「前、俺のことで一時期大変だったよな」
「うん、でもあれで知名度上がったって
言っても過言じゃないし」
「好きな人はいないの?」
「いないよ」
宮本さんの声に被せるように言った。
半分は自分への言い聞かせ。
「雪希、」
辺里くんは眉を下げた

「そこ違う、」
「あ、ほんとだ。雪希くん、公式違うよ」
(シリアスっぽい雰囲気だったのに)
「どうした?」
「・・・なんでもない」

放課後にはレッスンや、ほかの仕事も
来るようになり忙しくテストの勉強をして
あっという間にテストは終わり結果発表。
テスト後初めての授業時に返却されて
一週間して全教科揃い、数日後には成績表が
渡された。
休み時間に見せ合いをしたら
辺里 咲  総合896点 学年1位
中原雪希  総合891点 学年3位
宮本竜也  総合868点 学年7位
「学年3位だったのにトップに咲いてる」
「立場逆転してるね」
「まぁね」

テストも無事に終わり、次のライブは
時期的にもハロウィンだろうな。
「今度さ、ハロウィンライブがあって
それが終わったら2日くらいレッスンとか
も休みなんだ。そん時良かったら遊びに
行かない?3人で」
「「もちろん!」」

ハロウィンライブのための新曲、
そして、
「みんな、着替え終わった?」
「「「「はい!」」」」
新衣装!
舞は悪魔 僕は魔女、類は狼、
蓮はドラキュラ
新曲は
「ハロウィンキャッスル」
レッスンを重ねてライブ当日。
前奏と共に各々セリフを言う。
順番は舞、蓮、僕、類。
「ようこそ、おいでくださいました。
我がテーマパーク、Rainbowへ」
「本日はハロウィン、1日限りの変わった
テーマパークをお楽しみください」
「何と言っても目玉はハロウィン仕様の
キャッスル。招待状があるあなた」
「何と幸運の持ち主、キャッスル中にある
秘密の扉そこでは秘密のパーティーが」
「「「「Trick or Treat!」」」」

年に一度のハロウィン、
今日はたくさんイタズラしちゃえ。
脅かすだけじゃ生ぬるい。
でも悲しませたらいけないから難しい。
遊びに来たお客さん。
ポケットにあるものくださいな♪
チョコレート、マシュマロ、飴玉に
抱えきれないほどお菓子を抱えて
急ぎましょ。
キャッスル内の秘密の扉、探してみてね。

楽しい時間は待ちきれない、
今日はたくさん騒いじゃえ、
他のみんなも巻き込んでパーティー準備
迷ってしまったお客さん。
バックにあるものくださいな♪
キャラメル、クッキー、パンプキンパイ
お菓子のカゴも忘れずに仮装をしたら
走りましょ。
秘密の扉への鍵は招待状の中に。

「今日が終わってもまた来年会えるかな」
「きっと会えるよ、だって鍵は不滅だから」
「さぁ、みんな揃ったら乾杯だ」
「掛け声はもちろん」
「「「「happy Halloween」」」」

チョコレート、マシュマロ、飴玉に
抱えきれないほどお菓子を抱えて
急ぎましょ。
キャッスル内の秘密の扉、探してみてね。
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