虹色のバラが咲く場所は
45話 文句ある?
後から来た担任が場を諫めて、
位置について曲を流す。
周りを見て合わせながら、動きを合わせようとする舞に庇護欲が出てきた。
観客から、茶化しや冷やかしの口笛が飛び
テンポが乱れることがあったが、俺も舞も
動じなかった。
「類ってさ、身内とか来てるの?」
動きを止めることはなく、
ポツリと聞いてきた。
「あの人たちは俺の成績しか興味ないからね。学校行事とかは言ってもそれで?で終わりだし、俺も来て欲しいとは思ってない」
「ふーん。あ、言い忘れてたけど」
「何?」
「雪希と蓮も来てるんだ。」
「だろうね」
(この状況見られたらヤバい)
普通は相手をどんどんチェンジしながら踊るんだろうけど、それはなく相手はずっと
一緒だ。
ふと見ると、観客から雪希と蓮を見つけた。
笑顔だが何か圧を感じる。
(帰ったらめんどくさいことになりそう)
フォークダンスが無事に終わり、
蓮と雪希と合流し、校内を見てまわる。
「ねぇ、舞。さっきからジロジロ見られてる気がするんだけど」
雪希は控えめに言った。
「私が制服だからじゃないの?
別の学校の制服きて学祭きてる人いたら
ジロジロ見るんじゃない?」
「そ、そうかな」
雪希には適当に理由をつけた。
(多分、類と一緒にいた人が他の人といる
からかな。類はこの学校で浮いてる、
のかもしれないし)
「あ、そうだ。舞、これ使う?」
そう言って蓮が差し出したのは除菌シート
「なんで?」
「なんとなく」
そう言った蓮の顔が不機嫌そうだった。
なんだかんだで類の学祭を楽しんだ私たち。
その後はスーパーで色々買い、
祝賀会を楽しんだ。
位置について曲を流す。
周りを見て合わせながら、動きを合わせようとする舞に庇護欲が出てきた。
観客から、茶化しや冷やかしの口笛が飛び
テンポが乱れることがあったが、俺も舞も
動じなかった。
「類ってさ、身内とか来てるの?」
動きを止めることはなく、
ポツリと聞いてきた。
「あの人たちは俺の成績しか興味ないからね。学校行事とかは言ってもそれで?で終わりだし、俺も来て欲しいとは思ってない」
「ふーん。あ、言い忘れてたけど」
「何?」
「雪希と蓮も来てるんだ。」
「だろうね」
(この状況見られたらヤバい)
普通は相手をどんどんチェンジしながら踊るんだろうけど、それはなく相手はずっと
一緒だ。
ふと見ると、観客から雪希と蓮を見つけた。
笑顔だが何か圧を感じる。
(帰ったらめんどくさいことになりそう)
フォークダンスが無事に終わり、
蓮と雪希と合流し、校内を見てまわる。
「ねぇ、舞。さっきからジロジロ見られてる気がするんだけど」
雪希は控えめに言った。
「私が制服だからじゃないの?
別の学校の制服きて学祭きてる人いたら
ジロジロ見るんじゃない?」
「そ、そうかな」
雪希には適当に理由をつけた。
(多分、類と一緒にいた人が他の人といる
からかな。類はこの学校で浮いてる、
のかもしれないし)
「あ、そうだ。舞、これ使う?」
そう言って蓮が差し出したのは除菌シート
「なんで?」
「なんとなく」
そう言った蓮の顔が不機嫌そうだった。
なんだかんだで類の学祭を楽しんだ私たち。
その後はスーパーで色々買い、
祝賀会を楽しんだ。