逆ハーレム戦隊 シャドウファイブ
27 戦いは続く
低い笑い声が聞こえる。シャドウファイブの宿敵、ブラックシャドウが現れたのだ。
「クックック。ごきげんよう。シャドウファイブ」
実際は6人だけどシャドウファイブでブラックシャドウを取り囲んだ。
1人ずつ、太極拳を用いてブラックシャドウに挑む。
「はっ」
「はいっ」
「やあっー」
「はっ」
グリーンシャドウとブラックシャドウはいい勝負でなかなか決着がつかない。
「やあっ!」
グリーンシャドウが隙を突いて打撃を放ったが、いつの間にかガントレットを装備していたブラックシャドウは衝撃を逃がしている。
「私がお相手します! トウッ!」
修練した太極拳で私も応戦する。シールドをメリケンサックのように使うことにより打撃力が大幅にアップしている。
「クッ。やるな! ピンクシャドウ!」
「ふっ、くっ! はあっ!」
「これならどうかな?」
ブラックシャドウは小さな丸いボールを地面に投げつける。
「うっ」
「なんだこれは」
「見えない!」
粘りのある煙幕だ。濃霧と煙が合わさったもので視界と動きを封じ込める。
「ブラックシャドウめ! なんてものを」
「くそっ、どこだ」
私もきょろきょろしてあたりを見渡すが何も見えず、身体も動きが悪くなってきた。
背後から「クックック」と笑い声が聞こえたかと思うと身体を縛り上げられる。
「さらばだ。シャドウファイブの諸君。ピンクシャドウは頂いた」
「何をする!」
「まて!」
「ピンク!」
仲間たちの声がだんだん遠ざかる。これから私はブラックシャドウのアジトに連れていかれるのだ。
腕を縛り上げられたまま、布団の上にそっと寝かされた。
「さて、ピンクシャドウ。今からお楽しみの時間だ」
「むー、うー、ふー」
私はテープで口をふさがれていて声を出すことが出来ない。ブラックシャドウの魔の手が私のバトルスーツに忍び寄る。
「むー! むー!」
ブラックシャドウは私の表情を確認して満足そうに笑み、口づけを始める。
「ピンク、気持ちいいか?」
ブラックシャドウは起こしていた身体を倒し、密着させまた口づけをはじめる。優しく髪を撫でながらブラックシャドウは囁く。
「今日の打撃はなかなかだったな」
「本気、だった、からぁ」
「ふふふっ。可愛いな」
ブラックシャドウの胸の上で私は少し休憩して尋ねる。
「まだ戦隊ごっこやるんですか?」
「ん? もう飽きたか?」
「いえ、飽きてはないんですけど、他のメンバーたちがもう嫌なんじゃないかなって」
「ふふっ。あいつらも楽しそうじゃないか」
「だといいですけど」
そう、これは単なるヒーローごっこ。黒彦さんが思いついたプレイだ。シャドウファイブ対ブラックシャドウの戦いの後、ピンクシャドウがさらわれ、ブラックシャドウの快楽の虜にされるというものだ。
「まあ、俺を一人にした罰だ。もう少し付き合わせるさ」
「もうっ」
黒彦さんはここぞとばかりにわがままを言い放題で、メンバーたちは仕方なく付き合ってくれている。でもこれも友情のなせる業だろうか。
将来、結婚して子供が出来たら、正義のヒーローになって欲しい。この商店街の人たちのように、温かく優しく正しい心を持った大人になって欲しいと願う。
今日も町は平和でした。
「クックック。ごきげんよう。シャドウファイブ」
実際は6人だけどシャドウファイブでブラックシャドウを取り囲んだ。
1人ずつ、太極拳を用いてブラックシャドウに挑む。
「はっ」
「はいっ」
「やあっー」
「はっ」
グリーンシャドウとブラックシャドウはいい勝負でなかなか決着がつかない。
「やあっ!」
グリーンシャドウが隙を突いて打撃を放ったが、いつの間にかガントレットを装備していたブラックシャドウは衝撃を逃がしている。
「私がお相手します! トウッ!」
修練した太極拳で私も応戦する。シールドをメリケンサックのように使うことにより打撃力が大幅にアップしている。
「クッ。やるな! ピンクシャドウ!」
「ふっ、くっ! はあっ!」
「これならどうかな?」
ブラックシャドウは小さな丸いボールを地面に投げつける。
「うっ」
「なんだこれは」
「見えない!」
粘りのある煙幕だ。濃霧と煙が合わさったもので視界と動きを封じ込める。
「ブラックシャドウめ! なんてものを」
「くそっ、どこだ」
私もきょろきょろしてあたりを見渡すが何も見えず、身体も動きが悪くなってきた。
背後から「クックック」と笑い声が聞こえたかと思うと身体を縛り上げられる。
「さらばだ。シャドウファイブの諸君。ピンクシャドウは頂いた」
「何をする!」
「まて!」
「ピンク!」
仲間たちの声がだんだん遠ざかる。これから私はブラックシャドウのアジトに連れていかれるのだ。
腕を縛り上げられたまま、布団の上にそっと寝かされた。
「さて、ピンクシャドウ。今からお楽しみの時間だ」
「むー、うー、ふー」
私はテープで口をふさがれていて声を出すことが出来ない。ブラックシャドウの魔の手が私のバトルスーツに忍び寄る。
「むー! むー!」
ブラックシャドウは私の表情を確認して満足そうに笑み、口づけを始める。
「ピンク、気持ちいいか?」
ブラックシャドウは起こしていた身体を倒し、密着させまた口づけをはじめる。優しく髪を撫でながらブラックシャドウは囁く。
「今日の打撃はなかなかだったな」
「本気、だった、からぁ」
「ふふふっ。可愛いな」
ブラックシャドウの胸の上で私は少し休憩して尋ねる。
「まだ戦隊ごっこやるんですか?」
「ん? もう飽きたか?」
「いえ、飽きてはないんですけど、他のメンバーたちがもう嫌なんじゃないかなって」
「ふふっ。あいつらも楽しそうじゃないか」
「だといいですけど」
そう、これは単なるヒーローごっこ。黒彦さんが思いついたプレイだ。シャドウファイブ対ブラックシャドウの戦いの後、ピンクシャドウがさらわれ、ブラックシャドウの快楽の虜にされるというものだ。
「まあ、俺を一人にした罰だ。もう少し付き合わせるさ」
「もうっ」
黒彦さんはここぞとばかりにわがままを言い放題で、メンバーたちは仕方なく付き合ってくれている。でもこれも友情のなせる業だろうか。
将来、結婚して子供が出来たら、正義のヒーローになって欲しい。この商店街の人たちのように、温かく優しく正しい心を持った大人になって欲しいと願う。
今日も町は平和でした。