年の差契約婚~お別れするはずが、冷徹御曹司の愛が溢れて離してくれません~
さっきの荒々しいキスとは違い、労わるような優しい手つきで触れてくる。
「あっ」
思わず大きな声が出てしまって私は手で口元を覆った。
「隠さないでもっと聞かせてくれ」
私の手を引き剥がし、その手を頭の上でひとまとめに拘束すると、今度は首筋に舌を這わせた。
「ん……」
焦らすように首に軽いキスを降らせると、その唇は段々と下へ下がっていく。
身体を捩り快楽から逃れようとするのを園城さんはさせないとでも言うように私の腰を押さえた。
「んぅ!」
先端を口に含んで舌で転がされると、びくりと反応する身体。はじめての感覚に堪えきれず甘い吐息が漏れる。
私の反応を見た園城さんは意地悪に笑うとさらに弱いところを責め立てた。
「あん……っ、だめ」
「言ったろ、ダメって言っても愛し続けると」
耳元で囁かれる声にも反応してしまい、まるで身体がおかしくなったみたいに敏感になっている。
「もっと感じてる顔、見せてくれ」
「んぅっ」
そのまま彼の手は下に降りてきて、一番敏感な部分に触れた。
「あっ……」