クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
表情が少ない人だと思っていたけれど、この人は笑う時は笑うし、困ったような顔もすまなそうな顔もちゃんとするのだと、突然理解した。
もっと彼のいろんな表情を見てみたい──。
次第に大きくなる想いを抑え切れなくなって、透哉さんが私の腕の中から解放した後に、自分から彼の手を握った。
期待半分だったのに、透哉さんはしっかり目を丸くして驚いた表情を見せてくれる。
「どうしたんだ?」
「はぐれないように手を繋いでもいい?」
先ほど、彼から感じたもの以上に速い鼓動の音が聞こえる。私自身のものだ。
もっと彼のいろんな表情を見てみたい──。
次第に大きくなる想いを抑え切れなくなって、透哉さんが私の腕の中から解放した後に、自分から彼の手を握った。
期待半分だったのに、透哉さんはしっかり目を丸くして驚いた表情を見せてくれる。
「どうしたんだ?」
「はぐれないように手を繋いでもいい?」
先ほど、彼から感じたもの以上に速い鼓動の音が聞こえる。私自身のものだ。