クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
なんて呑気に考えられるのも、透哉さんが助けてくれたおかげだ。
「あの後の事はよくわかってないんだけど、どうなったの?」
私が知っているのは無人島にいた人々が沿岸警備隊で、安藤とバーテンダーを捕らえに来たらしいという事くらい。
恥ずかしながら安心感からかずっと涙が止まらなくて、透哉さんに抱きかかえられてあの場を後にしたのだった。
「連中は島で待っていた仲間も含めて一人残らず捕まった。どうも国際的な犯罪組織だったようだな。今回の件をきっかけに、長らく地中海を騒がせていた奴らの活動を阻止できるようになるかもしれないと、逆に感謝されてしまった」
「どうしてそんな人たちがあの船に……」
「あの後の事はよくわかってないんだけど、どうなったの?」
私が知っているのは無人島にいた人々が沿岸警備隊で、安藤とバーテンダーを捕らえに来たらしいという事くらい。
恥ずかしながら安心感からかずっと涙が止まらなくて、透哉さんに抱きかかえられてあの場を後にしたのだった。
「連中は島で待っていた仲間も含めて一人残らず捕まった。どうも国際的な犯罪組織だったようだな。今回の件をきっかけに、長らく地中海を騒がせていた奴らの活動を阻止できるようになるかもしれないと、逆に感謝されてしまった」
「どうしてそんな人たちがあの船に……」