クールな御曹司との契約結婚は、初夜から愛と熱情に満ち溢れていました
短いけれど、これ以上ないほど想いを込められた愛の言葉が静かな病室に落ちる。
「いつからかと言われると、かなり前からになる。結婚を提案したのも、つい」
「つい、で結婚しようって言ったの?」
彼と結婚について話した時を振り返るも、そんなうっかりをして焦った様子はなかったように思う。
「それに、前から好きだったって……? 結婚の話を出すよりも前って事?」
疑問がたくさん浮かんで止まらない。
私が彼とまともに会って話したのは、音羽社長に紹介されて副業の相談をしたあの日が最初だと思っていたけれど、もしかしてそれ以前に出会っていたのだろうか?
「いつからかと言われると、かなり前からになる。結婚を提案したのも、つい」
「つい、で結婚しようって言ったの?」
彼と結婚について話した時を振り返るも、そんなうっかりをして焦った様子はなかったように思う。
「それに、前から好きだったって……? 結婚の話を出すよりも前って事?」
疑問がたくさん浮かんで止まらない。
私が彼とまともに会って話したのは、音羽社長に紹介されて副業の相談をしたあの日が最初だと思っていたけれど、もしかしてそれ以前に出会っていたのだろうか?