激情を秘めたエリート外交官は、最愛妻を啼かせたい~契約結婚なのに溺愛で満たされました~
「よろこんでくれますか?」
「よろこぶに決まっているだろ。俺たちの赤ちゃんがここにいるなんて、うれしくて仕方ない」
そう言って、もう一度私を抱きしめる。
「体調は大丈夫か? つわりは?」
「昨日はつらかったんですけど、今は全然」
精神的なショックもあって具合が悪くなってしまったんだろう。
不安がなくなった今は、嘘のように体調がいい。
「よかった。とりあえず評判のいい病院を探さないとな。参事官の奥さんはアメリカで出産したはずだから、いろいろ話を聞いておく」
早口で言いながら、彼が浮かれてそわそわしているのが伝わって来た。
いつも冷静な彼がこんなによろこんでくれているんだと思うと、うれしくて私も笑顔になる。
「慣れない土地での妊娠は不安だろうけど、全力でサポートする。だから無理するなよ」
「はい」
「それにしても、日菜子と俺の子か。やばいな。家で日菜子と赤ちゃんが俺を待っていてくれるのかと思うと、仕事中もずっとにやけてしまいそうだ」
口もとに力を入れようとしても笑顔になってしまう亮一さんを見て驚く。
「よろこぶに決まっているだろ。俺たちの赤ちゃんがここにいるなんて、うれしくて仕方ない」
そう言って、もう一度私を抱きしめる。
「体調は大丈夫か? つわりは?」
「昨日はつらかったんですけど、今は全然」
精神的なショックもあって具合が悪くなってしまったんだろう。
不安がなくなった今は、嘘のように体調がいい。
「よかった。とりあえず評判のいい病院を探さないとな。参事官の奥さんはアメリカで出産したはずだから、いろいろ話を聞いておく」
早口で言いながら、彼が浮かれてそわそわしているのが伝わって来た。
いつも冷静な彼がこんなによろこんでくれているんだと思うと、うれしくて私も笑顔になる。
「慣れない土地での妊娠は不安だろうけど、全力でサポートする。だから無理するなよ」
「はい」
「それにしても、日菜子と俺の子か。やばいな。家で日菜子と赤ちゃんが俺を待っていてくれるのかと思うと、仕事中もずっとにやけてしまいそうだ」
口もとに力を入れようとしても笑顔になってしまう亮一さんを見て驚く。