極甘恋愛短編集
掴まれる
「これが洗剤。これが柔軟剤。それでこっちが両方入ってるやつ」
ひとつひとつ手にとって徹に見せていく。
最初はそれでも眉を寄せてわからない様子をしていたけれど、パッケージを読めばちゃんと書かれている事に気がついてからは覚えるのも早かった。
「これは洗剤と柔軟剤が一緒に入ってるやつだね」
「そう!」
徹が覚えると私も嬉しくなって一緒に笑顔になった。
思えばレンジの使い方もすぐに覚えていたから、きっと徹は覚えることは得意なんだ。
ただ、それを継続できないからどんどん忘れて行ってしまう。
今回ひとり暮らしをしている間にちゃんと覚えてくれればいいけれど。
そうして買い物を終えてようやく洗濯機を回すことができた。
次はお風呂掃除だ。
洗濯物と一緒で清潔感がないと学校でイジメられてしまうかもしれない。
それだけは絶対に裂けないと!
徹を合って数時間しか経過していないけれど、私の中で妙な義務感のようなものが芽生えていた。
徹が甘え上手だからかもしれない。
ひとつひとつ手にとって徹に見せていく。
最初はそれでも眉を寄せてわからない様子をしていたけれど、パッケージを読めばちゃんと書かれている事に気がついてからは覚えるのも早かった。
「これは洗剤と柔軟剤が一緒に入ってるやつだね」
「そう!」
徹が覚えると私も嬉しくなって一緒に笑顔になった。
思えばレンジの使い方もすぐに覚えていたから、きっと徹は覚えることは得意なんだ。
ただ、それを継続できないからどんどん忘れて行ってしまう。
今回ひとり暮らしをしている間にちゃんと覚えてくれればいいけれど。
そうして買い物を終えてようやく洗濯機を回すことができた。
次はお風呂掃除だ。
洗濯物と一緒で清潔感がないと学校でイジメられてしまうかもしれない。
それだけは絶対に裂けないと!
徹を合って数時間しか経過していないけれど、私の中で妙な義務感のようなものが芽生えていた。
徹が甘え上手だからかもしれない。