極甘恋愛短編集
☆☆☆
とても楽しい夢を見ていた。
夢の中で私は小学校低学年くらいに戻っていて、父親母親と一緒に遊園地へ来ていた。
観覧車やメリーゴーランドに乗って、少し怖がりながらもお化け屋敷にも入った。
楽しくて楽しくて仕方ない中父親と母親が手を差し伸べて私の名前を呼ぶ。
「明日香。明日香。起きて、明日香」
父親が笑顔で言う。
なに言ってるのお父さん。
私はちゃんと起きてるじゃない。
そう言おうとしたところで、目が覚めた。
体を揺さぶられている感覚と、「明日香ちゃん?」と名前を呼ぶ声。
うっすらを開けた目で周囲に見覚えがないことに気がついた。
ハッとして顔を上げるとすぐ近くに男の子の顔があって、思わず飛び退ってしまった。
「驚かせてごめん、明日香ちゃん」
眉をさげて申し訳無さそうに言うのは徹だ。
そうだ、ここは徹の家で、私はソファの下でついうたた寝をしてしまったのだ。
そこまで思い出してホッと胸をなでおろす。
とても楽しい夢を見ていた。
夢の中で私は小学校低学年くらいに戻っていて、父親母親と一緒に遊園地へ来ていた。
観覧車やメリーゴーランドに乗って、少し怖がりながらもお化け屋敷にも入った。
楽しくて楽しくて仕方ない中父親と母親が手を差し伸べて私の名前を呼ぶ。
「明日香。明日香。起きて、明日香」
父親が笑顔で言う。
なに言ってるのお父さん。
私はちゃんと起きてるじゃない。
そう言おうとしたところで、目が覚めた。
体を揺さぶられている感覚と、「明日香ちゃん?」と名前を呼ぶ声。
うっすらを開けた目で周囲に見覚えがないことに気がついた。
ハッとして顔を上げるとすぐ近くに男の子の顔があって、思わず飛び退ってしまった。
「驚かせてごめん、明日香ちゃん」
眉をさげて申し訳無さそうに言うのは徹だ。
そうだ、ここは徹の家で、私はソファの下でついうたた寝をしてしまったのだ。
そこまで思い出してホッと胸をなでおろす。