僕は君に毎日恋をする
「乃蒼…」
「羽衣の恋人になれて、本当に幸せ。
でも、苦しくてどうにかなりそう……!
僕だけ見てくれないかな?とか、閉じ込めたいなとか、どうしようもない欲ばっか出てくる」
「うん、そうだね」
「でも、ほんとどうしようもないから……
とりあえず、僕に内緒で男と食事なんか行かないで?
僕も行かないから。
仕事でどうしてもの時は、僕に連絡ちょうだい」
「うん、わかった!」
そして家路につき、コーポ前で別れる。
「じゃあ、またね!羽衣」
「うん、おやすみなさい!」
「明日朝迎えに行くから、一人で先に行かないでね」
「うん、わかった」
「いつでも、電話してね。
声聞きたいとか、用がなくてもいいから」
「うん」
「夜中でもいいよ。
会いたいとかでも!
そしたら、すぐ会いに行くから!」
「うん、ありがとう!」
「あ、でも、羽衣は一人で出歩いちゃダメだよ?
そんな時は僕に連絡してね!」
「うん」
「あとは…何かあるかな?」
乃蒼は、何か話すことないか必死に考えを巡らせていた。
とにかく離れたくなくて、何か口実がないか考えていた。
「乃蒼も」
「ん?」
「いつでも、連絡してきていいよ。
出れなくても、ちゃんと折り返すから!」
「うん!」
「じゃあ、乃蒼。もう遅いし……」
「うん…」
「手、離して」
「うん…」
しかし、なかなか離そうとしない。
羽衣は、手を繋いでいない方の手で乃蒼の頭を撫でた。
「フフ…気持ちいい…!」
(犬?(笑)
可愛い、乃蒼…)
そしてそのまま手を、頬に移した。
「乃蒼、明日ね。
大丈夫。すぐ会えるよ?」
「うん!そうだね!
…………じゃあね」
「うん。気をつけてね」
「うん!」
漸く、手を離した乃蒼。
小さく手を振る。
羽衣も小さく手を振り、微笑んだ。
ゆっくり乃蒼は、歩き出した。
羽衣は、しばらく乃蒼の後ろ姿を見つめていた。
乃蒼が数メートル歩き、ピタリと止まる。
「ん?乃蒼?」
バッと振り返った。
「え?なんだろ?」
そしてタタタッと、駆けてきた。
「え?え?乃蒼?」
「羽衣!」
「え?」
「やっぱ、無理!」
「はい?」
「離れたくない!」
「え?でも…」
「うん、わかってる。
だからね!
充電したい!」
「え?」
乃蒼は、羽衣の頬を包み込むとゆっくり顔を近づけてきた。
自然に羽衣も目を瞑る。
チュッとリップ音がして、離れた。
「ん…もっと……」
そう言って乃蒼は、再び口唇を寄せた。
「羽衣の恋人になれて、本当に幸せ。
でも、苦しくてどうにかなりそう……!
僕だけ見てくれないかな?とか、閉じ込めたいなとか、どうしようもない欲ばっか出てくる」
「うん、そうだね」
「でも、ほんとどうしようもないから……
とりあえず、僕に内緒で男と食事なんか行かないで?
僕も行かないから。
仕事でどうしてもの時は、僕に連絡ちょうだい」
「うん、わかった!」
そして家路につき、コーポ前で別れる。
「じゃあ、またね!羽衣」
「うん、おやすみなさい!」
「明日朝迎えに行くから、一人で先に行かないでね」
「うん、わかった」
「いつでも、電話してね。
声聞きたいとか、用がなくてもいいから」
「うん」
「夜中でもいいよ。
会いたいとかでも!
そしたら、すぐ会いに行くから!」
「うん、ありがとう!」
「あ、でも、羽衣は一人で出歩いちゃダメだよ?
そんな時は僕に連絡してね!」
「うん」
「あとは…何かあるかな?」
乃蒼は、何か話すことないか必死に考えを巡らせていた。
とにかく離れたくなくて、何か口実がないか考えていた。
「乃蒼も」
「ん?」
「いつでも、連絡してきていいよ。
出れなくても、ちゃんと折り返すから!」
「うん!」
「じゃあ、乃蒼。もう遅いし……」
「うん…」
「手、離して」
「うん…」
しかし、なかなか離そうとしない。
羽衣は、手を繋いでいない方の手で乃蒼の頭を撫でた。
「フフ…気持ちいい…!」
(犬?(笑)
可愛い、乃蒼…)
そしてそのまま手を、頬に移した。
「乃蒼、明日ね。
大丈夫。すぐ会えるよ?」
「うん!そうだね!
…………じゃあね」
「うん。気をつけてね」
「うん!」
漸く、手を離した乃蒼。
小さく手を振る。
羽衣も小さく手を振り、微笑んだ。
ゆっくり乃蒼は、歩き出した。
羽衣は、しばらく乃蒼の後ろ姿を見つめていた。
乃蒼が数メートル歩き、ピタリと止まる。
「ん?乃蒼?」
バッと振り返った。
「え?なんだろ?」
そしてタタタッと、駆けてきた。
「え?え?乃蒼?」
「羽衣!」
「え?」
「やっぱ、無理!」
「はい?」
「離れたくない!」
「え?でも…」
「うん、わかってる。
だからね!
充電したい!」
「え?」
乃蒼は、羽衣の頬を包み込むとゆっくり顔を近づけてきた。
自然に羽衣も目を瞑る。
チュッとリップ音がして、離れた。
「ん…もっと……」
そう言って乃蒼は、再び口唇を寄せた。