僕は君に毎日恋をする
「え……いや、その、あの…////」
恥ずかしそうに俯く。

「ねぇ…羽衣…」
乃蒼は、ゆっくりソファから下り羽衣の横に座る。
そして足の間に羽衣を挟むようにして、座り直した。

「乃蒼…/////」
「僕のマンションに来てくれるの?」

「う、うん/////」
「嘘…嬉しい!!
羽衣と、一緒に暮らせるの!?」

「うん。
でも、ちょっと不安かな?」
「どうして?」

「ほら、一緒に住むってことは今まで知らなかったことを知っていくでしょ?
幻滅することがあるかも?」
「それでも、好き!!」

「乃蒼…
どうして、そう言いきれるの?わかんないでしょ?」

「羽衣のこと、おかしくなるくらい好きだから」

「え?え?どうゆう意味?」

「言ったでしょ?
好きすぎて苦しいとか、この辺が痛いとか、嫉妬とか、ペアの物持ちたいとかそうゆう感情初めてだって!
羽衣のこと、おかしくなるくらい好き!
一人占めしたいくらい好き!
僕の腕の中に閉じ込めたいくらい好き!
だからもし幻滅することがあっても、離れるなんてできない。
離れるくらいなら、その幻滅したことを羽衣と話し合って一緒に解決したい!」

羽衣の目が潤む。

“一緒に解決したい”

あぁ、そうか。
これが、足りなかったのか。

「羽衣!!?なんで泣くの!?
僕、なんか傷つけること言ったかな!?
ごめんね!ごめんね!」
頬を包み込んで、必死に謝る。

「違うの!!」
「え?羽衣?」

「私も、初めて!
恋人に対して、こんなに温かい気持ちになったの。
それに、今までは幻滅まではいかなくても“こんな奴だったんだな”って言われて振られたり、私の気持ちが冷めたりしてたの。
“笑顔が可愛い”なんて言ってもらったこともないし……
“一緒に解決したい”なんて、言われたことなかった。
そうだよね。
それが“交際する”ってことだよね?」

「うん、そうなんだと思うよ!
フフ…僕達、ある意味初恋同士みたいだね(笑)」
「そうだね……!」

微笑む乃蒼に、羽衣も微笑んだ。


「━━━━━ねぇ…羽衣…」
頬を撫でながら、うっとりして呼ぶ乃蒼。
「ん?」

「…………爆発、していいんだよね?」
口唇をなぞり、乃蒼の顔が近づいてきた。

「え?乃━━━━ンン…」
口唇が重なった。
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