イケメンクラスメイトの推し愛が重い
*9.チャンス
結局一人で、たこやきやら綿菓子やらなんやら色々買ってしまった。
早く梅森くんのところに戻らなくては。
急いで梅森くんのもとへ走ると
───どんっ。
誰かにぶつかってしまった。
「す、すみません!」
「……いえ。平気よ。
走るの危ないから気をつけなさいよね」
「はい、すみませんでした」
ぺこ、とぶつかった女性に頭を下げ、
次は人にぶつからないように、気をつけて走った。
「………今のって…」