イケメンクラスメイトの推し愛が重い
あれ?俺最初に、北高の1年って自己紹介したよな?
しほみさん、その時何も言わなかったけど…?
「しほみさん、北高なんすか…」
「あ、北高って略すの?
そうなんだ〜。
……あれ?直くん北高1年って言ってなかった?」
「………そうです」
そう言った瞬間、
茉美さんの顔がサーーッと青ざめた。
「(え!?志歩と直くん同じ高校通ってるってこと!?
ってことはつまり…直くんに志歩の素性がバレてしまうのでは…!?
志歩それだけは本当に嫌がりそうなのに…!!)」
「茉美さん」
「はいっ!!?」
「しほみさんって……
年上っすか?」
さすがに同級生にいたら気付くはずだし…
年上なら今度探しに行ってみる。
「……じ、実は年上!!
しほってアイドルの時はサバ読んでたし!(ごめん志歩〜!!;)」
「やっぱり」
「そ、それと!
保健室登校ってやつらしいから、会えないと思う!!」