イケメンクラスメイトの推し愛が重い







「ん…」




真夜中。


慣れない枕だからだろうか。



眠りについてから数時間で目が覚めた。



……喉渇いた。



水でも飲もうかと、茉美を起こさないように静かに部屋を出る。


キッチンの方へ向かうと、明かりが漏れていて


電気の消し忘れかなって、完全に油断してた。




「……しほみさん?」


「!!」




どうやら漏れていたのは部屋の電気ではなく、そこにいた人の持っていたスマホのライト。


だから、シルエットで私だってバレただけで、顔はしっかりとは見られてないと思う。


私は彼に顔を見せないように、バッと顔を背けた。




「……あ…なんか飲みます?」


「あ、み、水を…」




やばい、私



今スッピンなんだよー!!




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