イケメンクラスメイトの推し愛が重い



また梅森くんが謝ってる。


梅森くんに謝られると、こっちはスッキリするどころか、余計に申し訳なくなるよ…。




「いやー…まぁこっちも、来てもらわない方がありがたい気もするし…」




お店の侮辱したことは腹立つけど、私にとっては顔見ない方が清々する。




「後で俺から叱っとくわ」




そう言った後、とりあえずこれ買っていい?と漫画を持って言ったから、レジの方に案内した。



お会計は大橋さんにお願いして、お客さんは並んでなかったから私は雑誌コーナーの方に戻った。


……そういえば、さっき梅森くん、なにか手に取ろうとしてたよね?



たしか…このあたり。



梅森くんが立っていた辺りに、私も立ってみると


目の前にあったのは、アイドルの雑誌だった。




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