イケメンクラスメイトの推し愛が重い
結城ひなが、梅森くんに向かって言う。
え…梅森くんにお願いって、
しほみ関連のこと!?
余計なこと言わないでって視線を送ってたけど、
結城ひなは全然こっち見てない…!!
ど、どうしよう…!
お願いだから、私がしほみだってことは…!!
「あなた、しほみの彼氏でしょう?
しほみに会ったら伝えといてくれる?考えはまとまったかって」
「……あー…いや、俺彼氏じゃないですし。
しほみさんとは会うことないですよ」
「あら、そうなの。
まぁいいわ、本人も気にしてると思うから」
そこでチラリとこっちを見る結城ひな。
私がしほみだってわかってて、私じゃなくて梅森くんに言うあたり…私が梅森くんに正体隠してることを察してくれたのか?
できる女だ。さすが売れっ子(?)